ID: 731846 | |
神秘的な花の辞書 | |
NPC
レベル: 攻撃半径: 0m | |
Dialogs: ―目次― 苦難を予言する華、パッシフローラ..................2 忘却を呼ぶ華、アムネシア..........................3 生命が宿る華、アザト..............4 涙を飲み込む華、ディフィレイア.......................5 エリム族の頭上に咲く華、カラモス.............6 苦難を予言する華、パッシフローラ 何層もの蒼い花びらと花房を持つパッシフローラは、普段は固い外皮の中にその身を隠し、苦難が訪れた時に咲くを言う。 古代アトレイアの一つの村で、村長が幾つかのパッシフローラの蕾を村民に配ったのだが、数年経ってもその華が咲いたのを見た者はいなかった。 しかしある日一斉にパッシフローラが咲き誇り、すぐさまアトレイアは大崩壊を迎えたと言う。 巨大な苦難を予言するパッシフローラ。しかし華が散ると、しばらくの後に苦難も去ると言われており、決して目を離さない方が良いとされる。 忘却を呼ぶ華、アムネシア 白く小さな華がぎっしりと咲くアムネシアは、華であるにもかかわらず香りがないことでその名を知られている。 しかしまれにアムネシアの香りを嗅いだという者が現れるのだが、その者は最も大切な記憶を一つ失ってしまう。 完全なる記憶の喪失が起こり、そのため失った記憶の存在すら認識ができない。一度記憶を失うと、二度とアムネシアの香りを嗅ぐことはできないと言われている。 アムネシアに香りがないと言われる由縁は、我々がすでに大切な記憶を失っているからに他ならないのではないだろうか。 生命が宿る華、アザト アザトの華は、千年もの間冷たい雫を浴びることで咲き、満開時にはオードの流れに還った魂を呼び戻すことが叶うと言われる伝説の華だ。 遠い過去、ある古代都市に一輪のアザトが咲き、ある者は蘇り、そしてその他多くの者たちが一瞬にして消滅したと言われる。 不吉な死がつきまとうアザトの華。永遠の命を欲する醜き欲求が巻き起こした惨事に他ならない。 涙を飲み込む華、ディフィレイア 小さく白い花びらを持つディフィレイアは、雨粒や水に濡れると花びらが透明になることでその名を知られた希少種だ。 ディフィレイアは涙を飲む華との別称で呼ばれるが、それは消滅を迎えた清く純粋な魂のために流した涙が華を咲かせた、という伝説から名付けられている。 涙を浴びて咲く小さな華は、魂が迷わずに安らかな場所へと向かう道しるべとなる。 消え行く魂に悲しむ人が多いほどに、その魂は安らかな場所へといざなわれる。 エリム族の頭上に咲く華、カラモス 5つの紫色の花びらを持つカラモスは、知恵を開眼させたエリム族の頭上に咲く華だと言う。 これまで華を咲かせたエリムは指で数えるほどしかいないため、カラモスの希少性がどれほどかは察しがつくだろう。 もしもその希少性に目を奪われて引っこ抜きでもすれば、一千年に渡りエリムの呪いを受けるだろうから、気をつけるほうが良いだろう。 まれにカラモスに愛称を付けるエリムもいると言うが、それに気づいたとしてもそっとしておくほうが良いだろう。 |