ID: 820454
ミニ図書館
icon NPC
<ビビッド ウイング ストーリー>
レベル: 1
HP: 63
攻撃半径: 20m

Dialogs:

■1. ビビッド ウイング:白の軌跡

―作者:クロン



ビビッド ウイングの第一歩はシエル神の恩恵と祝福により生まれた。

シエル神は美を創造するすべてを愛した。

そのためビビッド ウイングがシエル神の恩寵を受けるのは自然の成り行きだった。

夜明けに彩る黄金の光、葉の雫が織りなす緑の光、重なる波が醸す青の光。

シエル神は万物を色で表現する色彩画の世界に魅せられた。

しかし何よりもシエル神の心をとらえたのは、それらの色を作り出す者たちの存在だった。

彩画の道を拓きし者、初代ビビッド ウイング イルニン。

シエル神はイルニンの才能に魅了された。

シエル神はイルニンを信頼し、イルニンもまたシエル神に誠心誠意仕えた。

イルニンがオード スケッチャーを開発した業績も、シエル神の後ろ盾があってこそだった。

ペイントにオードの力を宿らせる技術、オード スケッチャー。

オード スケッチャーの誕生によりビビッド ウイングの未来は拓けた。

才能のある者たちはみな、イルニンを師と仰ぎオード スケッチャーを学んだ。

■2. ビビッド ウイング:灰色の軌跡

―作者:クロン



光輝くように思われたビビッド ウイングの未来は永遠ではなかった。

大崩壊により私たちはシエル神を失った。

シエル神の高潔なる犠牲に世界は救われた。しかしビビッド ウイングは…。

シエル神の喪失はイルニンに大きな影響を与えた。

悲しみに暮れていたある日、イルニンは私たちを招集した。

「やるべきことを終えたら必ず戻る」。イルニンはそう言い残して姿を消した。

師であるイルニンが去ると、後を追うように多くの弟子たちは離散した。

ビビッド ウイングの道を守るための説得も虚しく、過酷な現実が私たちを襲った。

神の加護がついえ、私たちは孤立無援となった。

私たちに残されたのは、ビビッド ウイングの技術と知識を受け継ぐ弟子を探すことだけだった。

……。。

だがこうした苦難はそう長くは続かない。私はそう信じている。

日が昇りまた沈むように、ビビッド ウイングの時代は再来するであろう。

色彩は言葉なくとも人の心に染みる力を持つのだから。

いつか戻るであろうイルニン、新たな弟子の無限な可能性を私は信じている。

■3. ビビッド ウイング:漆黒の軌跡

―作者:不明



(ここから筆跡が変わった)

すべては消え失せた。

シエル神、イルニン、そしてすべてのビビッド ウイングまでも。

かくしてビビッド ウイングの歴史は幕を降ろした。

爆風の日、アトレイアに降り注いだエレシュランタの破片。

ビビッド ウイングたちは罪なき人々を救うため、自らを犠牲にした。

多くのビビッド ウイングが命を落とした。



そして…。

彼らの崇高なる犠牲を称え、ビビッド ウイングは正式なクラスへと昇格した。

しかしそれがすべてだった。今のビビッド ウイングが持つものはただそれだけだった。

ビビッド ウイングの歩むべき道は未だ暗く脆い。

すべてはここからだ…。

(未完)



Login to edit data on this page.
BBCode
HTML