ドゥカキ族の村で任務を遂行するように指示を出すたびに、少々懐疑的な思いに駆られてしまう。

あそこは、すいぶん昔にブラウニーが占領した場所だからね。今さらがんばったところで、取り戻すには遅すぎやしないかい？

でも、オディウムに関して言えば、話は違う。
率直に言うと、今の状況はとても深刻だよ。

アカリオス村付近のカバラ露天鉱山で、クラルがオディウムを精製しているというのさ。

おまけにやつら、この近くでもオディウムを精製してるらしい！しかも、アカリオス村より規模が大きいとか。

どんな犠牲を払ったとしても、ブラウニーやクラルがオードを手に入れることを放っておくわけにはいかないよ！

やつらがオードの力で何をしようとしているのかわからないけど、とにかく止めなくちゃ。
今すぐドゥカキ族の採掘場へ行ってオディウムを掘り出しているドゥカキ族 鉱夫と彼らを監督しているトルシン族 監視兵を倒しておくれ。

やつらの作業がさらに進む前に、どんな手を使ってでも止めないとね。

オードの力を借りて何を企んでいるのか、わかったもんじゃないし。
やっと戻ってきたね。いても立ってもいられなかったよ。

いい知らせを心待ちにしていたんだ。

ドゥカキ族の採掘場でクラルとブラウニーがオディウムを精製するのを防いだかい？
こんなに厳しい任務をやり遂げるなんて、なんと頼もしいね！

あんたの能力と勇気に感銘を受けたのは私だけではないはずさ。

要塞隊長のスパタロス様があんたに会いたがっていらっしゃるよ。

やつらのオディウム精製を阻止した手柄に対して賞を与えるおつもりだろうね。
君を呼んだのはクラルとブラウニーがどうやってオディウムを精製していたのかということ、それとやつらを阻止した経緯を詳しく聞きたかったからだ。

そしてこれは、エリュシオンでも注目している重要事項だ。

しばらく静かだったクラルとブラウニーが活動を再開したことは、実に奇妙なことだからな。

様子は怪しいが、何を企んでいるのかまだ証拠が掴めていない。

ドゥカキ族の採掘場の状況と君が体験したことを詳しく話してもらおう。
そんなことがあったのか。ご苦労だった。

君に会おうとした理由はもう1つある。

難しい任務を立派に遂行してくれたことに対する感謝の意を表すためだ。

さあ、受け取れ。ベルテロン軍団を代表して与える報酬だ。