(金箔の模様が施された手紙を見せて)エリュシオンにいる友人が結婚式の招待状を送ってきたんです。

神殿時代から一緒だった友人だから、ぜひとも出席したいのですが、どうも難しそうです。村の状況が、まだよくならないもので。

出席できない代わりに、その友人にプレゼントをひとつ贈りたいと思っているんです。
今考えているのは、ガーネット イヤリングですね。

ガーネットは永遠の友情を象徴する宝石ですし、友人の誕生石でもあるんです。プレゼントにふさわしいですよね。

ちょうど今、とても良質のガーネットが手元にあるんです。
ガーネットを使ってイヤリングの細工をしてもらうためには、イヤリングを作る金属が必要なんですが……。

そうだ、プラチナの鉱石がよさそうですね。きっと赤いガーネットならピッタリです。

あなたがプラチナを持ってきてはくれませんか。私は村を守らなければなりませんので。
そう来なくっちゃ。プラチナは村の裏にある山にたくさんありますから、簡単に手に入るでしょう。

イヤリングを作るんですから、5個ぐらい持ってきてくださいね。

では、いってらっしゃい！
もう行ってきたんですか。

あなたが行っている間に荷物包みからガーネットを見つけておきました。

これがそのガーネットですが、どうですか？イヤリングにしたら、とてもきれいになるのではないでしょうか。
今差し出したのは何ですか。これは約束したプラチナの鉱石5個じゃないじゃないですか！

プレゼントというものは、いつ贈るかが重要なのです。

友人の結婚式までには贈れるように、約束のプラチナをすべて持ってきてください。
控えめな光沢が高級感を醸し出していますね。本当にお疲れさまでした。

どうぞ受け取ってください。今回の仕事を手伝ってもらった感謝の印です。

もし、あなたも私の助けが必要な時は言ってくださいね。手伝えることであれば、全身全霊を持ってお手伝いします。

では、私はそろそろ、細工を頼みに行ってきますので。