海の生物たちの不満に満ちた声を聞いた。

空気の流れがベタベタしていて、くさい臭いが混ざっていた。

シー ネペンデスが繁殖しすぎたせいに違いあるまい。

大量のシー ネペンデスの排泄物がアールキナ宮殿を汚染しているのだ。
もちろんシー ネペンデスもわれわれの大切な家族だ。

しかしひとつの種だけが繁殖しすぎるのは、周りにとって迷惑だ。

ネペンデスによってアールキナ宮殿が汚染されるのを放っておくわけにはいかない。

おまえが私に好意を示したいなら、シー ネペンデスの増殖をくい止めて私を喜ばせるがよい。
ヤング シー ネペンデスとシー ネペンデスはあの上の方、巨大な珊瑚礁に多く生息している。

なによりヤング シー ネペンデスをたくさん取り除くことが重要だ。

生まれたばかりのヤング シー ネペンデスは成長のために、多くのえさを食べて大量の汚染物質を排出している。

さあ、行ってこい。おまえの好意を信じてみよう。
海の空気がきれいになった。

おまえがいい知らせを持ってくると思っていた。

アールキナ宮殿を汚染するネペンデスはすべて取り除いたのか？
ありがとう。

魔族にも信義のある者がいたのだな。

今回の恩は忘れぬぞ。