(豪華な装飾のオルゴールだ)

(よく見ると「龍帝に捧げるサバットの歌」と記されている)

(オルゴールを開くと、もの寂しい龍の歌が流れ出した)

(煉族 魔法士の弟子のところへ持っていき、詳しいことを聞いてみよう。)
顔に疲労感が満ちています。

大変な戦いが終わった後のようですね。

もしかして、他のところでは話しづらいことでもあれば、私に話してみてください。
これはおそらく……ティアマトが大切にしていたオルゴールではないですか？

一時、血と憤怒の使徒と呼ばれていた龍帝に似つかわしくない品物ですね。

それより、この品物を持って出てこられたという事実がもっと驚きましたがね。

寂しいサバットの歌……。

すでにご存知かもしれませんが、サバットは昔ティアマランタの一部の領土を焼きつくしたドラゴンです。今は龍界のどこかに骨となって埋もれているでしょう。

このオルゴールは私にお任せください。

龍界では貴重な品物だったかもしれませんが、ディーヴァ様が持っていては不吉な品物ですからね。