―依頼状―

今回の依頼は、パンデモニウムの研究員たちが非公式に要請した事案である。

彼らが研究したがっているロトスランの根を手に入れること。

1. 名称：ポイズンステム ロトスラン

2. 位置：敗北者の墓

3. 詳細：研究支援を断られたポイズンステム ロトスランは、根っこで互いに交感する珍しい生命体だという。研究のため、根っこのサンプルを傷つけずに持ってくること。

ロトスランの根を持ってきた者に、証を支給する。

―チャリルン探偵事務所、ゲルクマルス 管理部職員一同―
ペラタという植物は、多数の固体がアトレイアに深く根付き、根っこで互いに交感しているらしいニャン、ニャルン。

アトレイアの地下はペラタ同士の話し声でうるさいのかもしれないニャ、ニャルルン！

この独特の植物を研究したがる学者は多いらしいけど、なぜかパンデモニウムでは支援してくれないそうニャン。

ペラタの中でもポイズンステム ロトスランの相互作用は、それはすごいものらしいニャン、ニャルン。
学者の知的好奇心というのはキリがないニャン。支援金がなければ、自腹を切ってでもやらなきゃ気が済まないみたいニャ、ニャルルン。

シューゴとしては考えられないことだけどニャ、ニャルン。

貧乏な学者たちがどうにか集めたお金で依頼してきたものだから、今回の事件は解決してあげたほうがいいんじゃないかニャ？

今度もディーヴァにロトスランの根を持ってきてほしいニャン。
これが、あのロトスランの根っこなんだニャン？見た目は普通の植物の根っこみたいだけど、まさか偽物じゃないだろうニャ、ニャルン。

根っこで他のペラタたちと交信するっていうから、耳に当てれば話し声でも聞こえるのかニャ、ニャル～ン。

学者たちは喜ぶだろうニャ、ニャルン。さあ、証を受け取ってニャ。