ダミヌ様ならご存知であろう、兄弟たちが苦しむわけを。

聞かなくてはならない、すべてのエリムを治めるダミヌ様の知恵を。
ダミヌの笛が必要だ、ダミヌ様の元へ行くには。

遠い昔…笛を2つに分けた、エリム族の唐笛とエリム族の郷笛に。

持っている、真っ直ぐな根の元老と堅枝の元老が。

真っ直ぐな根の元老の元へ行け、その2つを集めたら。

合わせるんだ、再び1つの笛になるよう。
何者だ、わたしの眠りを邪魔するのは。

わたしはこの土に根を下ろしていた、長い間。
どうしてその存在を知っている、人間よ。

誰もが手にできるものではない、エリム族の唐笛は。
危機に瀕しているのか、ダミヌの森が。

エリム族の唐笛を持って行け、人間よ。

堅枝の元老の元へ行け、もう片方が必要ならば。

差し出すだろう、その笛を見せれば。
……。

きみに会ったこの瞬間もまた、運命なのか。
求めて来たのか、エリム族の郷笛を。

情けない、自分自身が。

見えるか、辺りをうろつくアッシュ ザイフが。

エリム族の郷笛を奪われた、深い眠りについてる間に。

持って行け、取り戻すことができたなら。
わしに何の用だ、人間よ。

関わりたくない、人間のことには。
わしがダミヌの笛を2つに分けた、ダミヌ様のために。

しかし戻ってきたのだな、2つの欠片よ。

笛を1つに戻そう。
受け取れ、ダミヌの笛だ。

ダミヌ様が枝を折って笛を作られた、深い眠りにつく前に。

いつでもダミヌ様の元へ行ける、ダミヌの笛を吹けば。

話すことはできん、ダミヌの笛がない者は。
止めさせなければ、ドゥカキ族 ブラウニーの伐採を。

地に根付いているエリムは耐えるしかない、人間の助けが必要だ。

エリムの祝福が与えられるだろう、ドゥカキ族を止めた者に。