よくお休みのようだニャ。

のぞきみるつもりはなかったニャ。

実はディーヴァに手紙がきてるニャ。

私的な手紙だから見ずにおいたニャ。

必ず渡すように言われたから、すぐに見たほうがいいニャ。
プレーヤー、ほんとうに来たのね。

あ、ありがとう。

ハァ、やっと言えた。

変な気分…。

プレーヤーに秘密を知られたような気分…。
あぁ、ボクよくここに来るんだ。

…ボクと同じような人たちの集まり…？そんな感じ。

ここに寄ると気分が楽になるの。

えと、…プレーヤー。
すこしボクを手伝ってくれない？

プレーヤーに会うまえに、ムーグルが苦しんでいたから助けてあげたの。

でも、大丈夫かと聞いたとたん、いきなり号泣した。

それでそばにいてあげたんだけど、何も言わないし震えてばかりで…。

ムーグルが落ち着くよう手伝ってほしいの。
ミュミュ！ミュミュ！

(悲しそうに泣いている)
ミュミュ、こ、こころがいたい…。

トモダチ、いなくなった。

ミュミュ、「ムラタン」といってオイラを守ってくれたトモダチ…。い、いきなり消えた。

ムラタンはどこかに行くならぜったいに勝手には行かない。

ミュミュ、トモダチ心配。トモダチいなくなった。ミュミュ、さびしいかなしい！

(再び泣き出した)
え？ともだちが？

じゃ、あなたを守ってくれた友だちがいなくなったのね？

ほんとうに悲しそう。

…でも、プレーヤー。立派だよ。
しっかりと向き合うなんて感心したよ。

弱者であり異なる種族でもあるのにちゃんと話を聞いてくれた。

偏見なく接してくれてありがとう。

ムーグルにも…ボクにも…。

…プレーヤーは不思議だ。あの友だちみたいだ。
うん。ステラーに友だちがいるんだ。

ボクが苦しんでいるときに救ってくれたほんとうの友だち。

その友だちのためにボクはステラーで働いてるの。

プレーヤー、ここまで聞いたからには一緒に助けてくれない？

この子の友だちが施設を移したのなら、必ず事務所に記録が残っているよ。

事務所長室で事務所長の書類を確認して、出入記録簿を持ってきて。書類は厳重な監視下にあるから気をつけてね。
プレーヤー、はやいね。

出入記録は見つけ出せた？
あなたの友だちは「ムラタン」だったよね？

ムラタン、ムラタン…あ、あった！

ん？サンド ヘル？

…変だよ。ボクが知る限り、ここに幸せの門みたいな施設はないはず。
えと…とにかくここに書かれたサンド ヘルの「NK」臨時実験場を探してみよう。

プレーヤー、ここで会おう。

ボクは書類の内容をもう少し確認してからいくよ。
プレーヤー、ここは…ぶっそうね。

てっきりムラタンの体調が悪くて医療室みたいな場所に送られたかと思ってたのに…。

ここは…何なんだろう。

何か不吉な場所に思えるわ。
怖い…。

どう考えてもここにムラタンがいるとは思えないよ。

信じたくない…。

プレーヤー、ここから出よう。
=========(((第1実験場 研究日誌)))=========



※本臨床実験は「NK-VI」投与後に起こる唯一の副作用である「持続的な依存症状」の改善を試みるための実験であることをここに証明する。


===================================


●第1実験対象：幸せの門出身のシュラク「ベラクキン」および亜人種(5)体
-----区分番号：no.099～no.103

●[α]成分の変形「NK-VI」：Aバージョン投与

--no.103死亡
--no.099～no.102は痙攣および原因不明の高熱に苛まれた。

===================================

●[β]成分の変形「NK-VI」：Bバージョン投与

--no.099、no.100死亡
--no.101、no.102は皮膚組織の壊死。激痛。

===================================

●[Ω]成分の変形「NK-VI」：Cバージョン投与

--no.101、no.102死亡


■■■■■被験者全員死亡。実験失敗■■■■■
=========(((第2実験場 研究日誌)))=========



※本日誌は「NK-VI」の後継「★NK-Ⅶ」プロジェクトの予備実験の実施を証拠付けるものとする。


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●第2実験対象：幸せの門出身のライカン 「ムラタン」および亜人種(10)体
-----区分番号：no.182～no.191

[Ω]成分強化版「★NK-Ⅶ」：Aバージョン投与

---no.184～no.187即死。
---no.183、no.188～no.191の臓器内に水疱が発生。
---no.191、no.192意識不明後に死亡。

===================================

[Σ]成分減少版「★NK-Ⅶ」：Bバージョン投与

---no.188、no.189即死。
---no.190高熱症状後に死亡。
---no.183激しい苦痛を訴える。
---no.183xxxxxxx


■■■■■被験者全員死亡。実験失敗■■■■■
ウッ…苦…しい…。

グウウ…このまま…死ぬのか…グア！

ステラーのヤツら…許さ…ん。

ブンブン スーン…危険だ…。

(息が途絶えたようだ)
ウソだ…ウソだ！こんなのありえない。

ムラタンがこんな場所に連れてこられるなんて…しかも苦しみながら…。

こんなのおかしい…許せない…。

ウソだ！
ハァァ…ハァァ…。

プレーヤーの言う通り。

こんなときほど気を確かに持って、何が起きたか知るべきだ。
プレーヤー。ボク、ステラーの友だちのところに行ってくる。

ナキシックスとこの実験室について聞いてみるよ。

ステラーの友だちならボクよりいろいろ知ってるはずだから。

それと、プレーヤー。あの可愛そうなみんなのこと、お願いしてもいいかな？

このままにしておけないわ。

せめて安らかに眠ってくれるように…頼んだよ。
ステラーは「NK-VI」の不安定さを補完すべく生体実験を行った。

新しいナキシックスと、正体不明のプロジェクトのためにもね。

これらすべては秘密裏に進められて隠ぺいされた。

ステラーが隠すのはこれだけじゃないわ。間違いなくもっと色々と隠してる。

私の兄、アヌークの失踪も関連してるはずよ。必ず明るみに出してみせるわ。

あなた、私のようにステラーとナキシックスを暴くつもりなら、ステルシアに来て。