プレーヤー、君をこうして呼んだのは特別な任務を任せたいからだ。

断わると言われても仕方がないが、頼れるのは本当に君だけだ。

この任務には、わが傭兵団だけでなくポエタと天界全体の運命がかかっている。
君も知ってのとおり、この前クラルがオディウムからオードの力を手に入れようとしただろう。

釜の溶液を中和させてすべて一件落着したと思ったが、事態はそう甘くなかったのだ。

やつらはオードの力を手に入れ、アビスとの連結通路である次元の扉を作ったらしい。

アビスが開放されたら、何が起こるか分からんのだ。

やつらの陰謀をくだき、未然に防いでくれないか？
これは緊急事態だ。すまんが急いでオッズのところに行くんだ。詳しい状況を教えてくれるだろう。

君の実力は信じているが、敵も侮れん。しっかり覚悟してくれたまえ。

アリエルの加護のともにあらんことを。
プレーヤー、よく来てくれたな。君が来てくれて安心したぞ。

状況が状況だから、用件から言おう。まだやつらがどこに次元の扉を開いたのか、見つけ出せてはいない。

だが、そんなに気を落とさないでくれ。助けになりそうな人物を探し出したんだ。

ただ、それが……。
ペルノスのじいさんだ。

次元の扉を探すには、ディーヴァの力じゃないと不可能なんだ。すべてのディーヴァができるとは限らないだろうがね。

とにかく、神官から聞いた話じゃペルノスがディーヴァだというんだ。

このアカリオス村でたった1人のディーヴァだと。今は彼が唯一の希望さ。
ラクリマ胞子の道へ行き、ペルノスに助けを求めるんだ。

前にも会っているから、丁重に頼めば断わらないだろう。

これはアカリオス村と天界全体の未来がかかった問題だ。

とにかく、われわれができることといえば、彼に頼るくらいしかない。
また何の用かね？

この間、世話を焼いたのは間違いだったようだのう。さて、今度は何を頼みに来たのだ？
アビスを繋げる次元の扉か……どおりでオードの流れが変わったわけだ。

この頃クラルの動きが怪しいとは思っていたが、そんなことを企んでいたか。

次元の扉はおそらくティモリア廃鉱にあるようだがのう。オードのエネルギーはそこへ流れている。

よくポアがあの近くで警備しているのを見た。詳しいことは彼に聞いてみるがいい。
ああ！ちょうどいいところに来たな！

イノーがクラルの後を追ってティモリア廃鉱に入っていったんだが、どうもやつらに捕まったようなんだ。

クラルの動きが怪しいから2人で後をつけているところだったんだ。しばらく後をつけていたら、この洞窟に入っていった。

僕は戻って報告しようって言ったのに、イノーは後を追って入っていっちゃって……なのに、いくら待っても出てこないんだ。

1人ではとてもクラルなんか相手にできないし、だからと言ってイノーを置いていくこともできず、どうしようかと思っていたところさ。

すぐに洞窟へ行って、イノーを助けてくれ。
私を助けに来てくれたのか。私は平気だ。

それより、クラルがアビスに繋がる次元の扉を開くことを止めなければ。

後をつけてみたら、洞窟の奥に何か変な門みたいなものがあって、ちょうどクラルが3個の動力装置を使って開けようとしているところだった。

私は1人で阻止しようとしたが、鉄格子に繋がれてしまったんだ。

なんとしてでも洞窟の中にある3つの動力装置をすべて破壊し、やつらが通路を開かないように防がなくては！

急がないと、ポエタもろともすべて終わりなんだ。
君が無事に戻ったところを見ると安心する反面、不安でもある。

どうだ、すべて解決できたか？

まさか途中で諦めてきたんじゃなかろう。
お見事だった、プレーヤー！君の実力は知っていたが、ここまでとは思わなかったぞ。

きっとディーヴァでもこんな難しいことをやり遂げることはできなかっただろう。

信じていなかったが、もしかするとダミヌが見せた君の過去こそ真実なのかもしれんな。

それより、ポエタを救ったことが広まれば、君だけでなくわが傭兵団も有名になる。

そのことも含めて報酬をたっぷりやらねば。