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ブラック クラウド貿易団員 指針書 | |
NPC
レベル: 1 HP: 63 攻撃半径: 0m | |
Dialogs: ブラック クラウド貿易団員 指針書 ―新入団員のためのアドバイス 作者:ジャヴィロン 監修:ブラック クラウド貿易団 ―序文― アビスに進出したばかりの新入貿易団員は、嬉しくもあり怖くもあるだろう。 先輩団員たちが言うように、アビスは一攫千金を狙って来るような場所ではない。 だから私ジャヴィロンが、先にアビスまで進出した先輩として、いくつかのアドバイスをしようと思う。 貿易団として立派に成長していくのに、とても役立つだろう。 1. 秘密は厳守すべし ブラック クラウド貿易団で最も重要な指針は秘密厳守である。耳にタコができるほど聞いているとは思うが、何回強調しても過ぎることはない。 すべての種族をお客様とするのが信条であり、資本と情報力がどちらも従来のシューゴ商団に比べるとかなり不足しているわれわれにとって、最大の武器は厳格な秘密維持である。 常に秘密裏に動き、取引先とお客様リストのような情報は絶対に外部に漏らしてはならない。 思いがけないひと言がアビスの仲間や自分の命まで危険にさらすことになることを、常に念頭においておく必要がある。 過去のティグラキ工房とのトラブルは、情報漏れから生まれた不幸だった。幸い今は関係を回復したが、これからもこのようなことが起こらないという保障はないことを肝に銘じよう。 2. ギーナより大事なものがある 自分の意志であれ他人の意志であれ、アビスに来た以上はアトレイアでの考え方で生き残ることはできない。 貿易団員が最も大切にしなければならないのは、自分の命と貿易団の仲間だ。 シューゴはギーナのためなら何でもやるといわれるが、ブラック クラウド貿易団員はそうしてはならない。 アビスで危機に直面したとき、ギーナが物を言う場合はほとんどない。ギーナより自分の能力や仲間の助けこそが危機を免れるための大きな力になる。 目の前のギーナに振り回されるな。仲間と規則を守り抜くことが将来、より大きなギーナをもたらすという事実を忘れてはならない。 3. 価値観の幅を広げるべし ブラック クラウド貿易団の成功は、シューゴには思いもよらないことをやり遂げたことによる。 貿易団で高い地位に昇れるのは、単に商売の腕が良いだけではない。 疎外されたシューゴたちを率いてアビスでの仲介貿易を思いついた初代貿易団長のように、新しい発想と、それを推し進める勇気のあるシューゴだけが本物の貿易団員になれるのだ。 型にはまった考え方は捨てるべし。従来と違うからといってはねのけるのではなく、常に新しいものを受け入れられる心構えでいよう。 新しい考え方をするのが嫌で現実的な暮らしをしたいのであれば、貿易団を脱退し、のんびりできる都市に行ったほうがいい。 4. バランス感覚を維持すべし 貿易団員が持つ重要な心構えとは、バランス感覚である。 他商団のシューゴだけでなく、われわれのお客様である天族や魔族、言葉の通じるすべての亜人種に柔軟に対応するのだ。 場合によっては、ドラコニュートやナーガにも好意を施せるような処世術を身につけよう。 魔族や天族はどちらも貿易団の大切なお客様だが、彼らは互いを憎みあう敵同士だということを忘れてはならない。 したがって、彼らの機嫌を損ねるような言動をしてはならない。小さなミスが貿易団全体をお客様の敵としてしまう事態を招きかねないからである。 5. 自己開発に励むべし 誇り高きブラック クラウド貿易団員として選ばれたのは、十分な潜在能力があるからだ。 しかし、アビスである程度成果を挙げたからといって、そこで満足してはならない。 ファット クールスのようなシューゴになりたくなければ、自己開発のために時間を投資し、たゆみなく努力すること。 天族と魔族の言語、亜人種の言語をよどみなく話せるように勉強し、能力の優れたディーヴァとは特に仲良くなったほうがよい。 重要な情報が入ったら今すぐには必要なくても必ず覚えておき、新しい技術を学ぶ機会があればためらわずに学ぶこと。 |