しかし、この調理法はかなり興味深いですね。

セラトが食べられるってことだけでも驚きですが、何よりも調理する方法が独特です。

しかも、どんな味になるのか、まるで想像がつかないときます。

セラトの皮を茹でて冷やすなんて、いったいどんな味なんでしょうか？
僕は新しい料理のことを知ると、どうしても無視することができないのです。

一度作るか味見してみないことにはスッキリしません。

それに、こんな独創的な調理法を闇に葬り去るのは、いくらなんでももったいない。

これを作ってみたいのですが、あなたの手を貸してくれませんか？

補給食料もそろそろ食べ飽きたころですし、是が非でも一度味見してみたいんです。
とはいえ、ここに記されたとおりに作るためにはポイント トーカとサック セラトを狩らなければならず、ヌベラとペンネルの麺も必要です。

香辛料はあるものを活用すればいいとしても、主材料が問題ですね。

あぁ、どうしたものか……勝手に留守にするわけにもいかないし……。

もしよければ、代わりに材料を集めてきてもらえないでしょうか？
ポイント トーカは簡単に見つけることができるでしょう。それから、サック セラトはあの上のほうの湿地にたくさん棲息していました。

あいつらは怒ると口から粘っこい緑色の液体を吐き出しますから気をつけてください。

それから、えぇと……調理法どおりなら、トーカの幹とセラトの皮があればいいでしょう。

残る材料のヌベラはこの辺りで狩れますし、ペンネルの麺はルエラスのところで購入できます。

料理の味は材料が少ないとわかりませんので、トーカの幹を3個、セラトの皮を2個、ヌベラを2個、ペンネルの麺を3個。少なくともこれだけは持ってきてください。
おっと、ようやく戻られたのですね？

待ちくたびれてしまいました。

さっそくトーカの幹を3個、セラトの皮を2個、ヌベラを2個、ペンネルの麺を3個お渡しください。
いったい、どこをほっつき歩いていらしたんですか！

この前は確かに材料を取りに行くとおっしゃいましたよね？

このままじゃ食事時に間に合いませんよ。

今すぐトーカの幹を3個、セラトの皮を2個、ヌベラを2個、ペンネルの麺を3個持ってきてください。
トーカの幹3個、セラトの皮2個、ヌベラ2個、ペンネルの麺3個！

1つも不足することなく、ちゃんと持っていらっしゃいましたね。

いいでしょう、僕はこれから料理を始めます。

おっと、その前にこれを。

面倒なおつかいを頼まれてくれたのですし、ご馳走の代わりにお礼でもさせてください。