何もあるようには思えない、果てしなく広がるハナルカンド平原。ここで私が何を探しているのかわかるか？

私の予想では、この平原の下にものすごいものが埋まってるはずだ。

私はまだ、ドラカンがアイオンに従う前の時代の偉大なる遺産があると考えている。

とはいえ、ティアマトは聡明な龍帝にはなれなかった。凶暴で残忍、破壊することしか知らない野蛮なやつだった。

このインギスオンの価値さえ理解できず、踏んづけ回した挙句、戦場にしてしまったのだから。
しかし、私は諦めない。

このハナルカンド平原を調査すれば、きっと何かが見つかるはずだ。特にその昔、うっそうとした森だったヌーカー棲息地辺りには何かがあるはずなんだ。

ワンアイ ヌーカーやジャイアント ワンアイ ヌーカーさえいなければ、調査は楽勝なんだがなぁ……。

それもこれも植物だか動物だかわからない生命体のせいだ。私は木と戦いに来たのではない！

ああ、目の前にいる誰かさんが手を貸してくれれば、とっても助かるのだがな。
古代研究というのは意外と難しいものなんだ。

とりわけ古い時代のものは凶悪なケダモノに囲まれていたり、盗掘屋がいたりするからな。だからこそ、古代研究家に戦闘能力は欠かせないものなんだ。文武両道ということさ。

だが、龍界を舞台にした場合、ヌーカーを倒して研究して……と万事順調に物事が進むわけではない。

さあ、頼んだぞ。ワンアイ ヌーカーとジャイアント ワンアイ ヌーカーを倒してくれ。
ディーヴァは永遠に生きるだの何だのと言われているが、その歴史は短い。

このアトレイアが持つ悠久の歴史と比べれば、生まれたての赤ん坊みたいなもんだ。

ディーヴァはアイオンの力で未来を切り開いていくが、過去の謎を解くことも重要だ。

さて、ブツブツと言うのもこれぐらいにして、ヌーカーは退治してきてくれたのか？詳しく聞かせてくれ。
おぉ、君はいい人だ。古代研究の重要性をわかっているのだな！

おかげで安心してハナルカンド平原の調査ができそうだ。

期待していてくれ！この私があの荒野から古代の謎を解く遺物を発掘してみせる！

成功したあかつきには、発見の喜びをともに分かち合おう！