もしかして、バルボアを見ませんでしたか？最近、ちっとも見かけないんです。

それに、数日前からバルボアの農場に見知らぬ人たちがうじゃうじゃといるのを見るようになりました。

だから、何かあったんじゃないかと思って、余計心配になってしまって。
優しくていい人ですよ、私とも話が合いますし。

こちらに初めて来たとき、バルボアにはいろいろとお世話になりました。この辺りの人たちと早く打ち解けられたのも、すべてバルボアのおかげです。

でも、なにやらユニークなところもあったなあ。畑に立てておいたカカシを大切にしていたんです。ノオラという名前までつけてですね。
そういえば、ノオラが心配です。ザイフに噛みつかれちゃいないかな。

ノオラが壊されたら、バルボアはひどく悲しむと思います。

あのう、ディーヴァ様。ひとつお願いがあります。バルボア農場へ行って、カカシの誠実なノオラが無事かどうか見てきてください。
誠実なノオラは農場にいますから、すぐ見つけられると思います。

ノオラは大丈夫なのか、農場に何があったのか聞いてみてください。

私が行くべきなんでしょうけど、農場にいる人たちって危険な連中でしょう？ディーヴァ様なら、もしもやつら全員で飛びかかってきたって平気でしょうから、どうかお願いします。
きょろきょろすることないよ。

ノオラがしゃべってるんだよーん！だって、ノオラは特別なカカシだから！

ここには何しにきたんだい？まさか、農作物を狙っているんじゃないだろうねっ？
ガノ、ご主人様の友だち！

ノオラは大丈夫。でも、ご主人様は……。

あのゴロツキどもが、ご主人様をどこかへ連れていった。

ノオラはご主人様の帰りを待っているよ……いつまでも！