誰か助けてくれる人がくると思っていました。朝から待っていたんです。

ああ、変なことを言ってると思わないでください。ただ、そんな予感がしていたんです。

私の予感が的中しているなら、これからするお願いもきっと聞いてくれますよね。

場所は遠いんですが、仕事自体はとても簡単です。
カンタス海岸に行くと、ベルテロン結界塔がありますよね。あそこに、天界の結界を守護するガーディアンが派遣されているんです。

結界塔へ行って、ノートスという人を訪ねてください。その方に必ず伝えなくてはいけないことがあるんです。

お願いできますよね？
ありがとうございます。

では、今すぐカンタス海岸のノートスの所へ行って、こう伝えてください。

「ルフィーリニの尾羽は、黒ではない」と。

そう伝えてくれれば十分です。

よろしく頼みます。

あっ、もうひとつお願いしてもいいですか？わたしがこんなお願いをしたことは、秘密にしておいてください。ノートスに会いに行ったことも。
どういったご用ですか、プレーヤー様？

ああ、モライさまからの使者としていらしたのですね。

だいぶ前にご挨拶申し上げたきりですが……それで、モライ様は何とおっしゃいましたか？
ルフィーリニの尾羽は、黒ではないと？ありゃりゃ……。

(深く考え込んでいるようだ)

ああ、すみません。失礼いたしました。伝言を伝えに来てくださってありがとうございます。

この言葉の意味が気になるようですね。申し訳ありません。今はお話することができません。

プレーヤー様が真実を探っていけば、いつかお話できる時が来るかもしれません。