私が調べていたのは第四龍帝ベリトラが信頼している百戦錬磨の老将、タブロシュの居場所だ。

タブロシュはあまり人前に姿を現さない。だが、龍族の指揮を取るためにシルス要塞には現れる。問題は、いつも現れるわけではないという点だ。

やつを退治するとカタラムのベリトラ軍は実質的な総指揮官を失うことになる。

第四龍帝ベリトラは表舞台に立つことを嫌っている。だから、現場の総指揮官であるタブロシュを退治すれば何が起こるかは明らかだ。

さあ、もう迷うことはない。タブロシュを探しだして倒してくれば、君も英雄と呼ばれるに違いないだろう。
任務の方はどうなっている？

あのスパイは本当にベリトラ軍の核心となる人物についての情報を掴んでいるのか？

さあ、報告してくれ。今の状況が気になってならない。
そ、それは本当か？信じられない、そうか。

秘密情報文書は普通ではないと思ったが、あのスパイがそれほどの情報まで掴んでいるとは予想していなかった。

それに、まさか君がベリトラ軍の軍団長を退治してくるとは！！

本当にすごいことをやり遂げてくれたぞ！君こそがこのカタラムの英雄と呼ばれるにふさわしい、すばらしいディーヴァだ！