カルドルのかつての爆発の原因を究明するにあたり、プレーヤー様の功績が大きかったということは聞いています。

その研究に、どうやら大きな進捗があったようです。フェンディアが興奮して言っていましたが、かつてここで何が起きたのかを正確に究明できるほどの生態学的証拠が見つかったとのことです。

その証拠とは、英雄の廃墟にある黒く燃えた木、燃え残った木、燃えてしまった木のことです。

専門家であるフェンディアの話によれば、一般的に燃えた木と違って、特別な痕跡が残っているとのことでした。おそらくフレギオンかイド、そのどちらかに関わる痕跡なのでしょう。

そこへ行って黒く燃えた木、燃え残った木、燃えてしまった木を順に調査し、過去の事件の手がかりを見つけてください。
(強烈な炎によって損傷を受けた木だ)

(黒く焦げた痕跡が木のいたるところに残っている)

(よく見てみると、木の枝に得体の知れない皮のようなものがついている。木の皮ではなさそうだ)

(これもまた、炎によってひどく焦げているようだ)

(採取しておこう)
(強烈な炎に焼かれ、黒く焦げてしまった木だ)

(炎による損傷の痕跡が木のいたるところに残っている)

(よく調べてみると、木の皮の隙間に、表皮のような切れ端がある)

(これもまた、炎に焼かれてひどく焦げ、崩れかけている)

(採取しておこう)
(強烈な炎によって黒く焦げた木だ)

(まだくすぶっているような痕跡が木のいたるところに残っている)

(よく見てみると、木の表面にかすかに赤黒いものが見える)

(炎に焼かれてひどく変色しているが、血の跡のようだ)

(少量だが、採取しておこう)
黒く燃えた木、燃え残った木、燃えてしまった木は見つかりましたか？

フェンディアが言っていた木ですから、きっと何かあるはずです。

フェンディアほどではないにしろ、私も生態学には造詣が深いと自負しています。

かつてここで何が起きたのかを知りたいのです。
まったく……またもや目覚しい成果を上げましたね。

酸化した皮、砕けた表皮の破片、赤黒い血……プレーヤー様が持ってきてくれたものから、龍族の力を感じます。

ごく少量だというのに、身の毛がよだつほど猛烈な力、太古のものに負けないほど強い力を感じるのです。これは龍帝フレギオンのものに違いありません。

どうやら、かつてここであった爆発が、フレギオンに傷を負わせたようです。この破片と血痕がそれを物語っています。

あくまで推論ですが、この地域でイドが爆発したことにより、龍帝フレギオンが傷ついた可能性も排除できません。

爆発の痕跡にイドとの関わりがあったのですから……まあ、これはあくまで私の仮説にすぎませんけれど。