神の命によりベリトラを追っていましたが、代行キリオス様の消滅により中断を余儀なくされ、龍界進出以来、最大の危機に瀕しています。

こんな時、カイジネル神までご不在とは……天族を龍族の脅威から守る、守護者の存在が切実に望まれます。

私は、神の4つの翼の中でも最も偉大な代行キリオス様の後任に、プレーヤー様が就いていただきたく存じます。

今までプレーヤー様が見せてくださったお力、そしてどこはかとなく感じられる巨大な運命と未来……それらがプレーヤー様をここに導いたのではないでしょうか。

消滅した代行キリオス様の代わりに、どうか神と天族の守護者になっていただけませんか？
神の守護者になるためには、今までとは違う、さらに高い能力が必要です。しかし、短時間で身体能力を向上させるのには限界があります。

ですから、カイジネル神を守護する「カイジネルの翼」では、魂が宿った装備を使っています。守護者への道は、この魂が宿った装備を製作することから始まるのです。

まずはエファイオンに話しかけてください。プレーヤー様の魂が宿った装備の製作を、手伝ってくれるはずです。
お待ちしておりました、プレーヤー様。ディケ様からプレーヤー様の魂が宿った装備製作と手伝うようにと言われましたのでね。

魂が宿った装備だなんて、聞いただけでは何のことかわからないですよね？でも、きっとどこかでそのような装備の話や名前を聞いたことがあるはずです。

それは、ディーヴァニオン装備のことです。
カイジネルの翼のメンバーは、皆自分の魂を込めたディーヴァニオン装備を作って使用しています。

ディーヴァニオン装備の原型に、使い手の魂の一部を込めて作られたディーヴァニオン装備は、「魂の刻印」の儀式を行わずとも、使用者の身に馴染んで高い能力を発揮します。

ただ、装備に込められた魂の量によっては、使い手の消滅とともに装備が消えることもままあるそうです。代行 キリオス様の武器のように……。
魂が宿った装備といっても、本当に魂を消費するわけではありません。ディーヴァニオン装備に込める魂とは、ディーヴァに蓄積された経験と知恵……すなわち、ディーヴァのエッセンスのことです。

永遠を生きるディーヴァが積んだ経験こそ、ディーヴァの魂であり、力の源といえるでしょう。

ディーヴァニオン装備の原型にディーヴァのエッセンスを注入する儀式を行えば、魂の込もったディーヴァニオン装備の完成です。

儀式は、代行 ディケ様が執り行っておられます。

それではまず、魂の器となるディーヴァニオン装備の原型の製作から取り掛かりましょう。

速さは、ディーヴァにとって大切な能力の一つです。速度を向上させるディーヴァニオン シューズの原型を製作しましょう。

ディーヴァニオン シューズの原型を製作するためには、材料が必要です。基本的な材料はどこでも手に入りますが、本人が見つけなければならないものも、いくつかあります。

必要な材料は、捜索の紋様、快速の紋様、忍耐の紋様です。

紋様の入手方法については、ポテンシアが詳しく説明してくれるはずです。
ディーヴァニオン シューズの原型を作るには、3つの紋様が必要です。

必要な紋章は、捜索の紋様、快速の紋様、忍耐の紋様です。

紋様は用意されましたか？
ポテンシアから手に入れた3つの紋様をすべてお持ちですね。

どれ……確かに。捜索、快速、忍耐の紋様が、すべて揃っています。

短期間でこれだけ用意するのは大変だったでしょう。ご苦労さまでした。
これらの紋様は、特別な機能を持っているわけではありません。ディーヴァニオン シューズに刻み込み、独特の美しさを出す装飾にすぎないのです。

ただ、この紋様には、使い手の安全を祈り、常に正しい方向へ導いてくれるよう願う、祝福の意味が込められています。

では、少々お待ちください。紋様を刻んだ、ディーヴァニオン シューズの原型を製作いたしますので。
(エファイオンは、鮮やかな手際で3つの紋様をシューズの原型に刻み込んだ)

(シューズに刻まれた紋様が黄金に輝き、やがて原型に吸い込まれるように、ゆっくり消えていった)
どうぞ。ディーヴァニオン シューズの原型が完成しました。

では、これを持って代行ディケ様のところに行ってください。ディーヴァニオンの儀式を行うのです。

プレーヤー様の経験によって身体と意識に蓄積した、神聖なエネルギーを注入する儀式が終われば、魂を込めたディーヴァニオン装備を入手することができるでしょう。
(ディケは、目を閉じて呪文を唱えながら手を伸ばした)

(むっとした熱気が押し寄せ、身体から輝くエネルギーが漏れ出し、ディケの手の前に凝縮されていく)

(ディケが両手をあげると、凝縮されたエネルギーはふわりと浮かんで、ディーヴァニオン シューズの原型に吸い込まれた)

あなたの行く先を阻む、あらゆる苦難を迅速に乗り越えられんことを！