(命令書を折り畳んで)エレシュランタの状況はよくないようですね。

龍族の武器に関する情報を収集せよ、という指令が下されたほどですから。

急いで仕事を進めほしいとのことですが、どうしたらいいことやら。

実は、ここのガーディアンたちと合同で任務を行うことにしているんです。

それなのに今回も抜け出してしまったら、こっぴどく叱られそうです……。
それ、本当ですか？手伝ってもらえれば私はありがたいのですが、簡単な仕事ではないですよ。

ドレドギオンの目について知っていますか？龍族の戦闘母艦に付いている赤い色をした玉のようなものです。

とても大きな破壊力を持つ武器なんです。その上、驚くべきことに復元能力も持っているのですよ。

どうして武器にそんな能力を与えられるのかと思い、長い間追跡してきた結果、やっと秘密がわかりました。

あれはつまり、生体兵器なんです。驚いたことに、龍族は生体組織と武器とを合体させる技術を開発していました。

過程が複雑なんでしょうかね。まだそれほどの数はありませんが、だからといって安心してもいられません。いつ大量生産に成功するかわからないですから。
そうなる前に、われわれも対応する武器を開発しなければならないんですが、そのためには見本が必要です。

最もいい見本はドレドギオンの目なんですが、現実的にそれを入手するのは難しいので何か他のものを探そうということなんです。

魔界のドラウプニルという洞窟に生体兵器があります。それを探して持ってくるようにといわれていますが、できますか？
最初に言っておきますけど、ご自分で選んだ道ですからね。後になって文句や言い訳は言いっこなしでお願いしますよ。

それでは、時空の亀裂を通ってベルスランのヴォカルマ軍の駐屯地に行き、ムカディタンに会ってください。

フロスト アイブロウ族ライカンですが、生体兵器についての情報を教えてくれるでしょう。

魔界のヴォカルマ軍の駐屯地につながる時空の亀裂は、インドラト軍の駐屯地の奥深くに開きます。まずはそこに向かってください。

あ、そうだ！魔界に行く前に第52 ドラコニュート エリート斥候兵を退治して龍族の変身ポーションを集めてくださいね。それをムカディタンにやれば、協力してくれるはずですよ。
なぜ天族が魔界に来ているんだ？

もしや……自由の神殿から送られてきたのか、クアァン。

ならば、証拠を見せろ。自由の神殿から送られてきた者であれば、俺が頼んだ物を持ってきているだろう、クフウ。
よくも俺をだまそうとしたな、クアン。

大声を出してもお互いに損だ。静かに立ち去れ。

そうでなければ魔族におまえを差し出してしまうぞ、クフウ。
これぐらいあれば当分の間、龍族にばれる心配はないだろう。

物をちゃんと持ってきたということは、本当に自由の神殿から送られてきたんだな、クアン。

疑ってすまなかった、天族よ。