子どものころ、ソウルンはキューブ職人になりたかったニャ。でも、叶わない夢だったニャ。

コネもお金もなかったから、チェンガルン商団に入れなかったのニャン、ギャルン。

それで、ウインド ブリーズ商会で働きながら少しずつ独学したのニャ。キューブ職人シューゴが働くのを見よう見まね、耳学問で学んだニャ。

どうしてもわからないときは、悔しいけど頼みこんでレシピをもらったニャ。

そうやって学んだおかげで、ソウルンの作ったキューブが普通の職人の作ったキューブより優れているってことが知る人ぞ知る事実になったのニャ、ギャル～ン。
でも、これだけがんばったのに、まだ作れないキューブがあるんだニャ。

シューゴにキューブを作る方法を初めて教えたビンダート、その張本人が作ったお手製キューブの材料がまだわからないニャ、ギャル～ン。

一体どんな材料で作れば、あんなに優れたキューブが作れるのかニャ、ギャルルン！

シューゴみんなにその秘法を公開してくれれば、ディーヴァはみんな恩恵を受けることができるから本当にいいだろうニャ。
ビンダートのお手製キューブの材料を知るためにあれだけ努力したのに、結局失敗しちゃったんだニャ。でも、決して無駄骨を折ったのではないニャ。

シューゴのミノルンやジュンジュンビンなら知っているはずだという情報が得られたんだからニャ、ギャル～ン。

その2人は幼いころ、ビンダートが面倒を見ていて、食事の時間以外はいつもキューブを作る方法を教えていたという一番弟子なんだニャ、ギャルン！

ソウルンが行ったって怪しんで正直に教えてくれないから、ディーヴァが行ってビンダートのお手製キューブは何でできているのかちょっと調べてきてくれないかニャ。
ミノルンとジュンジュンビンは猫をかぶるのが得意だニャ。どんな質問にもきっと「わからないニャ、違うニャ」と答えるはずニャ。

その上、結婚して子どもまで生まれた関係なのに、全然関係のない人だって否定するニャ、ギャルルン。

ジュンジュンビンは性格が悪いから、大声で怒鳴って知らないと言うニャ。

ミノルンは割と無口だから、いつも笑顔で全然知らないと言うニャ。

とにかく、2人のうち1人を丸め込んで、ビンダートのお手製キューブの材料を調べてもらいたいニャ、ギャル～ン。
ミノルンとジュンジュンビンは猫をかぶるのが得意だニャ。どんな質問にも、ただ「わからないニャ、違うニャ」と答えるニャ。

その上、結婚して子どもまで生まれた関係なのに、全然関係のない人だって否定するニャ、ギャルルン。

ジュンジュンビンは性格が悪いから、大声で怒鳴って知らないと言うニャ。

ミノルンは割と無口だから、いつも笑顔で全然知らないと言うニャ。

とにかく、2人のうち1人を丸め込んで、ビンダートのお手製キューブの材料を調べてもらいたいニャ、ギャル～ン。
よかったニャン、ギャルン。

ジュンジュンビンは鼻につく性格だけど、少し皮肉ってみれば何か自分から吐き出すかもしれないニャ、ギャル～ン。

風の川のどこかに潜んでいるらしいから、大変だとは思うけどよく調べてほしいニャ。

じゃあ、ソウルンはディーヴァのことを信じているからニャ。頼むニャ、ギャル～ン。
よかったニャン、ギャルン。

ミノルンは猫をかぶるところもあるけど、性格がとてもいいから丸め込めば教えてくれると思うニャ。

精霊の川のどこかに潜んでいるらしいから、大変だとは思うけどよく調べてほしいニャ。

じゃあ、ソウルンはディーヴァのことを信じているからニャ。頼むニャ、ギャル～ン。
何かニャ！突然ディーヴァが何しに来たニャ！

ジュンジュンビン、ちゃんと隠れていたのにどうしてわかったのニャ、ニャル～ン！

あぁ、きっとジュンジュンビンがあまりにきれいだからだニャ。いくら隠れていても、こんな美貌の持ち主だったらバレちゃうからニャ、ニャルン。

それで、ジュンジュンビンに何の用かニャ？
ニャッ！ボクがここにいることがどうしてわかったのかニャ。

精霊の川は島がたくさんあるし、ここにいるとわかっていても見つけにくいのにニャ。

とにかく、どんな用かニャン、ギャル～ン。
ビンダートのお手製キューブの秘密材料かニャン？そんなもの、ちっとも知らないニャ。

もし知っていたって、ディーヴァには教えられないニャ。

ジュンジュンビン、そんなに口の軽いシューゴじゃないニャ、ニャルル～ン！
ハハハ、ビンダートのお手製キューブの秘密材料ってニャン？

キューブを作る方法は全部同じだから秘密材料なんかないニャ。秘密材料なんて話、初めて聞いたニャ～ン。

今忙しいんだから、おかしなこと言ってないでもう帰ってニャ、ギャル～ン。