ここを要塞にすると決めたのは代行だそうですが、まさに見事な選択だったと思います。

周辺はすべて切り立ったような絶壁で、木の橋がいくつかかけられているだけですから、敵が侵入するルートがまったくないんです。

つまり、補給品や補給食糧さえ十分ならば、どんな敵が攻めてきても阻止できる天恵の要塞なんです。
ところが、ここにもたった1つ悩みの種があります。

古代都市のどこにでもある古い霊物のことなんです。

とりわけ、この辺りには石の生命体が多いんです。

ママリアによれば、かつて使われた魔法が残っているせいだそうですが、それが本当かどうかはさて置き、悩みの種なのは確かです。
そこでお願いなんですが、あなたがその問題を解決してくださいませんか？

前にこの仕事をやってくれたディーヴァがいたのですが、パンデモニウムに帰ってしまったせいで人がいないんです。

石の生命体を始末して魔法の結晶を持ってきてくれれば、すばらしいショルダーガードを差し上げます。

なかなか手に入らない珍しいものですよ。
では魔力が宿った生命体を始末して魔法の結晶を手に入れてきてください。

できるだけ多くの魔法の結晶を回収しなければ、石の生命体の再生を防ぐことはできませんから。

では、石の生命体のことはすべてあなたに任せます。

あっ、それから、さっき言ったショルダーガードは、任務を何度も繰り返していただければお渡しします。

でもそれくらいの価値があるものですから、悪いお話ではないでしょう。ただし、規定どおりに注文依頼にかかる金額はお支払いいただきます。

ですから、魔法の結晶を持ってくるときは50,000ギーナも一緒に持ってきてください。
待っていました。

魔力が宿った生命体に関して頼んだ件はどうなりましたか？

ショルダーガードの注文に必要な依頼費も持ってきましたか？
私は、人にものを頼まれたり報酬として支給品をもらったりするときには、相手の話をよく聞いてほしいと、魔界の皆さんに言いたいですね。

しかし、多くのディーヴァは報酬さえもらえば何でもいいと思っています。相手の話なんかぜんぜん聞いてくれないんです。

一生懸命に話すだけ損ですね。

ですから、あとで50,000ギーナはどこに行ったんだろうとかいうことにならないように、今からする話をよく聞いてくださいね。

これから製作依頼費の50,000ギーナと引き換えにショルダーガードを支給しますが、よろしいですか？
結晶と50,000ギーナがなければ、ショルダーガードをお渡しすることはできません。

あなたを信じて任務をお任せたのに、こんなことでは困ります。

もう一度行って、約束した魔法の結晶を手に入れてきてください。依頼費の50,000ギーナもお忘れなく。
これですね。

なんというか、古代魔法のエネルギーが感じられるものですね。

最近はこういう魔法を使うディーヴァがいないのでよくわかりませんが、古代には得体の知れない魔法もたくさん使われましたから。

とにかく、ご苦労様でした。しかし、これではまだ足りませんのでもう少し頑張ってください。

魔法の結晶が十分に回収できたと思えたら、約束のガードをお渡しします。