あんた、避難民の間でちょっとした有名人なんだわニャ。

相当の腕っぷしだって、みんなウワサしてるんだわニャ。

もしかしたらロンバス様よりずっと強いかもしれないってニャ。
でも、ビビティはあんたのこと弱虫だと言ってたニャン。

いつも他のディーヴァのほうがもっと強いって言い張ってるニャ。

それで言い争いになったんだわニャ。

そこへヌンヌン族 パーも首を突っ込んできたニャ。ヌンヌン族 パーは、自分の知ってるディーヴァが一番だと言ってたニャ。

でもそんな大口たたいたって、証拠なんてないわニャ。

だから力くらべをして、誰が一番強いか決めることにしたんだわニャ。
(期待満々の声で)テツキンはプレーヤー、あんたに賭けるニャ。

力くらべで勝てるかニャン？

勝ったら避難民の間で英雄になれるわニャ。

みんなあんたについてくるだろうニャ。想像しただけでも嬉しくないかニャ。
賭けには、すごく難しい課題を選んだニャ。

誰が一番強いかハッキリさせないといけないからニャ。

バーガヴァタム激戦地の大型関門を見たことあるかニャ？

あれをはずして頭に載せてきたら勝ちだニャン。

じゃあ、さっそく出発してニャン。(尻尾を軽く振って)テツキン、応援してるからニャ。
(テツキンが言っていた関門のようだ)

(とりあえず持ち上げてみる)

(ビクともしない)
(もう一度動かしてみる)

(やはりビクともしない)

(何度もやってみるが、力が抜けて汗をかくだけだ)

(もうあきらめたほうがよさそうだ)
(渋い表情で)なぁんだ、手ブラなのかニャ？

顔は汗だくなのにニャ？

ガッカリだニャ。
今、なんて言ったニャ？

何もやってないくせして、報酬くれって言ったのかニャ？

(あきれて)これでもよかったら、持っていけニャ。