プレーヤーさん、ちょっと話を聞いてくださいよ。

敗北者の墓へ骨の標本を採集しに行こうとしたら、兄が俺が行くって譲らないんですよ。

それで兄に任せたら、標本を持ってきたものの、付近のアケロン ドレイクにやられて全身傷だらけでした。

あのへんは危険だって、あれだけ言ったのに……。

僕が行ってたら無事に標本を採集してこれたはずのに、兄を行かせてしまったのは間違いでした。
とにかく、兄が何日も怪我で苦労していると思うと、気持ちが落ち着きません。

なんだかんだ言っても、たった1人の家族ですから。

どうせ骨の収集は続けなくちゃいけない仕事なので、またこんなことが起きる前に片付けておいたほうがいいと思います。

敗北者の墓の龍族の骨は博物館が作れるほどたくさんあるのに、たった数匹の生物体のせいであきらめるわけにはいかないでしょう？

そこで、プレーヤーさんが敗北者の墓へ行って、龍の骨の周辺に住む古代アケロン ドレイクを倒してくれませんか？
別に、兄の復讐がしたいとか……決してそういう理由じゃありません。

調査地域でちゃんと注意しなかった兄が悪いんです。

それより、龍族の骨収集を滞りなく終わらせることのほうが大切です。

敗北者の墓へ行って、骨収集を邪魔する古代アケロン ドレイクを倒してください。

このことはくれぐれも兄には秘密にしといてくださいよ。
龍の骨が多すぎて困っちゃうなんて、初めてです。魔界にいたころは、小さな標本ですら入手が難しかったというのに！

時代や属性ごとに並べるだけでも、ずいぶん時間がかかりそうです。

まだ収集できてない骨もたくさんあるから、作業量がどれほどになるか、想像もつきませんね。

まあ、うれしい悲鳴ですけどね。
古代アケロン ドレイクをすべて倒してくれたんですね！

本当によかったです。これで兄に気を遣うことなく、骨の収集に行けそうです。

兄にとってもよかったと思います。

感謝の印として、これをお渡しします。