要塞戦には勝利したが、戦いはまだ終わっていない。むしろもっと厳しくなったと言える。

この小さな要塞だけをたよりに、四方の敵を監視しつつ自らを守らねばならないからな。

むしろ、自由に動いて自由に身を隠すことのできた頃のほうが、もっと楽だった。

貪欲の祭壇は我々魔族にとって頼もしい防護壁だが、逆に考えれば、四方を敵に晒したようなものだ。大海に放り出された小船のようにな。

万が一戦いに負けでもしたら、神殿は我々の墓になる。
それのみならず、補給にも問題がある。

ゲルクマルス要塞からの補給品の量はあまりにも少ない。それにシレンテラ回廊が封鎖でもされたら、補給や支援はほぼ不可能になる。

古代龍の神殿は、ほぼ自給自足に等しい状況だ。

だから、ディーヴァの助けが必要なんだ。

プレーヤー、せっかくここまで来たんだから、貪欲の祭壇の仕事を手伝ってくれないか？
資材はある程度確保しておいたが、問題は食糧調達だ。

ディーヴァは食わなくたって耐えられるが、厳しい戦いで疲れやすくなったり、士気が落ちたりする原因になりうる。

そこで、君には配給に使う肉を20個持ってきてもらいたい。この周辺に住んでいるクセリードの肉が、結構イケそうだったな。

見た目と違って味もよく、油が乗っていて栄養価も高い。軍用食にはうってつけだ。

さあ、我らが貪欲の祭壇のためにひと肌脱いでもらおうか。
貪欲の祭壇の残念なところを挙げるなら、美味しい料理と酒を楽しめないということだ。

炊事兵の料理がてんでダメでね。

グルメは戦いが終わるまでお預けだ。

それでも、せめてクセリードの肉料理でも腹いっぱい食えるといいのだが……それもプレーヤー！君が配給に使う肉を20個持ってきてくれればの話だがな。
やれやれ、クセリードの肉、まだ手に入らないのか？

貪欲の祭壇の兵士が不憫じゃないか。どうか急いでくれ。

プレーヤーの帰りを切実に待っている人々がいる。忘れないでくれ。

クセリードの居場所を忘れたわけではないな？要塞の周辺だ。
とても新鮮そうだな。

すぐに炊事兵に届けよう。今日は美味い肉料理が食べられそうだな。

プレーヤーが頼みを聞いてくれたおかげだ。

貪欲の祭壇を代表して、働きに見合った報酬をやろう。インギスオンにもっといるつもりなら、貪欲の祭壇の仕事を引き続き手伝ってほしい。