スエロン様は要塞隊長として赴任されてから、アルコン センチネルたちに管轄地域の定期報告書を作成して送るよう命令を下されました。

これまでは特別な事件がないかぎり、報告しなくてもよかったのですが。

余計な仕事が増えたと愚痴をこぼす人もいますが、アルトガルド地域の状況をはっきりつかめるというプラス要因もあります。
ですが、新しいシステムに慣れないためか、報告書の締切りに間に合わせられないアルコンもいるんです。

保安の要所である東関門を守るデーラロントの報告書が、まだ届いていません。これ以上遅れると、スエロン隊長は激怒されるでしょうね。

お手数ですが、要塞から出る予定があったら東アルトガルド関門に寄り、デーラロントに報告書を送ってほしいと伝えてくれませんか？
ありがとうございます。

スエロン隊長が着任してから新しい制度があれこれ設けられたんですが、それに適応できないアルコンたちがいるんです。

しかし、これまでのやり方を見直すのもいいことでしょう。

デーラロントは東アルトガルド関門にいます。報告書を提出してほしいと伝えてください。
ブラック クロウ族 戦士の動きは尋常じゃありません。

密かに何らかの訓練を行っているのか、武器の手入れもしているようですし……ですから、やつらを見張っているのです。

しかし、まだ何を企んでいるのか確証がなく、ただ見張っているだけです。
報告書ですか。わかっています。

しかし、やつらの雰囲気が微妙すぎるんです。報告書を送った後に状況が変わるかもしれないので、もう少し待とうかと……。

きっと軍団長はご立腹でしょうね。

メイバール 百人隊長が困らないよう、すぐ報告書を提出します。