ああ、いくら勤務表を調整してみても、足りない働き手を補いきれないわ！

兵力は足りないのに要請するところはなく、だからといってアルコンを1日中働かせるわけにもいかないし……。

こんな風に追い込まれたら、どうしても苛立っちゃうわ。
こんな状況なのに、ノンビリ賭けごとばかりしているディーヴァがいるんです！

ファティルというディーヴァに会ったことはありませんか？モルヘイム雪原の端にある滝の周辺にいるんですが……。

そこで彼が何をしていると思います？滝で修行をしているスペドールという男がどれほど辛苦に耐えられるのか、賭けをしたいと言ってあそこに居座っているんです。

神殿に通っていたときから百年がたった今も、相変わらずやっているんですよ。
私のかわりに滝へ行き、ファティルに話を伝えてもらえますか？

ナンナが探しているからさっさと要塞に戻れって！

ずっと賭けばかりしているつもりなら射幸心をあおる行動で風紀を乱すディーヴァがいると沈黙の審判所に通報してやる、そう伝えてください。

よろしくお願いしますね。
あ、やっぱり脅しすぎるとよそへ逃げてしまうかもしれません。

ナンナ百人隊長が要塞に一度立ち寄ってほしいと言っていたと、うまく言いくるめてください。

では、よろしくお願いしますね。
こんなひと気のない場所までよく来たな。

もしかして、スペドールのウワサを聞いてきたとか？こんなに寒いのに、滝の下で水に打たれているイカれたディーヴァがいるって。

本人は悟りがどうとか云々言っているけど、俺が見るかぎりでは覚醒するときオードの力に耐えられず、少しおかしくなったようにしか見えないね。

君はスペドールがどのくらい耐えられると思う？俺と賭けをしてみないか？

ああ、ナンナね！

神殿でもガミガミ言っていたけどここでまで……。

そんなにうるさく言うなら、一度は行かなきゃなあ。

ハイハイ、わかったって。後で様子を見て一度立ち寄ってやるか。

君もあんな気難しくておせっかいな子に頼まれて大変だったね。