本当に優れた狩人なら、いかなる地形も問題にならない。木がうっそうと生い茂る森でも、低い丘と沼が果てしなく続くデコボコな場所でも気にはしない。

いくら険しい場所でも平地のように走り、獲物を追いかけることができなければ、立派な狩人だとは言えないのさ。ああ、もちろん誰にでもそんな能力があるわけではないさ。

にもかかわらず、僕には雷のように素早い脚と、誰もが羨む立派な肉体があるのだから、どうやら五柱神は僕をかなり溺愛しておられるようだな、アハハ！
狩りにしろ戦闘にしろ、ある程度の境地に至るためには素早い脚は欠かせないんだ。もちろん、それには練習が少し必要になるけどね。

僕みたいな速い動きを身につけるには、素早い獣を狩るのが一番いい。たとえばファスト マエキのようなやつらだよ。

ムスフェル火山の入口のような険しい場所でも矢のように速く動くんだから、素早さでやつらに敵う獣はいないね。

僕も狩りの練習をするため、かなりの数のファスト マエキを倒したものさ。あれはずいぶん役に立ったよ！
どうだい？ファスト マエキを倒して狩りの腕を磨いてみるかい？

やつらを狩ってみればわかると思うけど、本当に狩りの訓練では、あいつらを上回る練習相手はいないよ。

もし挑戦したら、キミは1匹倒すごとに徐々に脚が速くなるのを感じるだろう。
ファスト マエキを10匹倒したら戻ってきてくれ。

その表情は何だ？10匹が多いとでも？

僕が練習に励んでいたころは、ひとたび狩りに出れば10匹なんて序の口で、50匹倒しても平気で走りまわっていたものさ！

10匹ぐらいどうってことないから、早く行ってくるんだ！
なんと、もう戻ったのか！それなら、ファスト マエキを10匹、すべて倒したのか？

どうやらキミのことを過小評価していたようだ。

戻ってくるのは明日くらいだろうと思っていたよ。

それで、どうだった？マエキを狩った感想は。
話を聞いたところでは、プレーヤーも僕みたいに狩りの才能を持っているようだな。

こんなに才能のある若いディーヴァに会うのも久しぶりだ。

僕と肩を並べるほど才能のある人に会えるなんて、何かプレゼントをあげたくなっちゃったよ。

さあ、これを受け取ってくれ！狩りのとき、役に立つと思うよ。