助けてもらいたいことがあって来てもらったのだ、プレーヤー。

知ってのとおり、私がここに来た目的は失踪したディーヴァの行方を追いかけるため。

しかし、だからといってこの地域の問題に知らぬ振りはできない。

各地域のアルコンたちと緊密に協調しなければ、捜査はうまく進まないからな。
モルヘイムにもいろんな問題があるけれど、見たところ最近はライカンが問題を起こしているようだ。

ライカンの中でも、フォグ メーン ライカン族が一番の悩みの種らしい。

そこで、フォグ メーン ライカンの結束を崩すためにリーダーを暗殺する計画を立てた。

だが、結果から言うとその計画は失敗に終わった。集落を守る警備兵や捜索兵に気づかれ、毎回失敗してしまうのだ。
どう考えても、暗殺計画を成功させるにはまず、集落を警備するやつを倒さねばならない。

しかし、言うほど簡単な任務ではない。

やつらの本拠地であるフォグ メーン族の村まで行って遂行しないといけない任務だからな。

それで、この任務をプレーヤーに任せたいと思うのだ……遂行してくれるか？
倒すべきはフォグ メーン族 エリート警備兵とフォグ メーン族 エリート捜索兵、フォグ メーン族 エリート奇襲兵、フォグ メーン族 エリート調教士ども。

やつらはフォグ メーン族の村と、カザクの樹木洞窟にいるはずだ。あちこちに散らばっているから、ゆっくり探してみるといい。

そして、やつらを倒したらその証拠としてライカンの角笛を持ってくるんだ。その角笛を使われたせいで、リーダーを暗殺しに行った沈黙の執行者たちが見つかり、失敗して帰ってきたからな。

あそこはやつらの本拠地だから、特に気をつけたほうがいい。それゆえ、1人で向かうなどという無謀なことはせず、必ず仲間を集めて行くように。
ディーヴァ失踪事件に捜査を集中させるべきだが、別件が生じてばかりで大変なんだ。

一刻も早くライカン問題を解決しないと、安心して失踪事件の調査に取り掛かることはできない。

それはそうと、頼んだ仕事は全部片付けたのか？

ならば、ライカンの角笛をこちらに渡してくれ。
まさか、まだフォグ メーン族の村に行ってさえいないのか？

私がプレーヤーを過信しすぎて急ぎの用だと伝えなかったのが間違いだった。

催促したくはないが、状況がこうなのだから仕方ない。

早くフォグ メーン族の村へ行って警備の者を倒し、ライカンの角笛を証拠として持ってきてくれ。
任務をそれは見事に遂行してくれたな。

プレーヤーについての噂はたびたび聞いているが、想像以上の腕の持ち主のようだ。

とにかく、助けてくれてありがとう。