急ぎの用事があるのですが、いかんせん人手が足りなくて……この事態をどうやって解決すればいいかわかりません。

今すぐパンデモニウムから派遣された方々に食糧を届けなきゃならないのに、そこまで行く人がいないんです。

ベルスランの問題を解決してくれるためにいらっしゃった方々なのに、飢えさせるわけにはいきません。

しかし黒平原もそうだし、キヌンガフ氷都市もそうですが、自主的に食糧を調達することが難しい場所じゃありませんか。
見知らぬ土地に来ただけでも気苦労が多いでしょうに、食糧まで不足したら本当に困ると思います。

それでですが、プレーヤー様に食糧を届けていただきたいのです。お願いできますか？

危ない所を通らなければならないので、適当に誰かに頼むわけにもいかないんです。

しかし、プレーヤー様だったら安心して任せられますから。
食糧を届けていただけるとは、本当にありがとうございます！

食糧袋を2つ差し上げますので、1つは黒平原にいらっしゃるジクリンテ様にお渡しください。

もう1つはキヌンガフ氷都市にいらしゃるキステニアン様にお渡しください。
パンデモニウムからこっちに来たときは、これは容易には解決できない件だと、すぐに覚悟しました。

でも、予想だにしなかった問題までのしかかってくるんだから大変ね。

アンデッド問題を解決するだけでも十分忙しいのに、食糧の心配までしなければならないなんて……。
ロキ百人隊長は私達を忘れたわけではなかったのね。

任務をおろそかにする人ではないというのはわかったけれど、食料がだんだん無くなっていって、不安になってしまったわ。

食糧を持ってきてくれて、ありがとう。

もし後でロキ百人隊長に会ったら、私が感謝していたと伝えてください。
キヌンガフの昔の様子を思い浮かべるたびに、胸が痛いな。

1人の傲慢がこんなに大きな悲劇を招いたとはね……。

何があっても、もとの姿に戻さなければならない。

ところで、私にどういったご用でやってきたのですか？
ああ、食糧を持ってきてくれたんだね。

ちょうど食糧が切れてしまうところだったので、どうすればいいか悩んでいたんだ。

事情があって送れないかもしれないのに要塞に催促するのも道理じゃないだろうし、かといって近所にいるのはシック ザイフだけだから、やつらを捕って食べなきゃならないのかと頭を抱えていたよ。

でもこうして食糧を持ってきてくださったおかげで、皆元気を出して作業できそうですよ。本当にありがとう。