おまえの話から察すると、ブハシャというドラカンは怒りと無念さとで頭がおかしくなったようだな。

まったくティアマトは愚かだよ。私なら、彼をそばに置き、どうすれば運命を回避できるか尋ねたはずだ。

上の者が愚かなのはディーヴァも龍族も同じだな。

やれやれ……ある意味、彼と私は同じ境遇のようだ。

たとえ龍族でも放ってはおけない。予言書を不吉なブハシャに返してやれ。予言が事実だということも教えてやるのだ。

ティアマトを敵視しているだろうから、きっと攻撃してはこないだろう。
ああ、ディーヴァか……。

どうも見覚えのある顔だな。どこかで会ったことがあるか？

(しばし虚ろな目で考えている)

忌々しいティアマトに見つかれば命はないぞ。さっさと立ち去るがいい。
そうだ！やっと思い出したぞ！

この前のディーヴァだったのか！

魔族の賢者もそう言ってくれたのであれば、自分は間違っていなかったと確信できる。

私の嘆きを聞き、骨を折ってくれたんだな。ありがとう。

ティアマトの破滅を願って祈るとしよう。