苦労してバルタザールの村まで来たんですから、なんとしてもここを開墾してみせます。

人間には危険だからってみんなに止められましたが、どうしても来たいと言って押し切ってきました。

ディーヴァ様たちは戦闘には詳しいでしょうが、農業についてはあまりご存知ないじゃないですか。

だから農業に良い環境を作るためには、私のような農民も1人ぐらいは必要ですよね。
まずは、村の外にあるスドル開拓地に人々を定住させ、農業のできる場所に変えようと取り組んでいます。

アンデッドや乱暴な獣が多くて、アンデッド 討伐隊のディーヴァ様たちはけっこう苦労しています。

すぐに状況を変えるのは無理ですが、毎日少しずつ頑張ればきっと人が住める場所になるでしょう。

そうなった時にやってきた人々に分けてあげようと思って、このようにポーグスとブラックスも飼っているんですよ。

しかし、1つだけ……気がかりなことがあるんです。
移民の野営地にいた時、自警団と一緒にハベンヤーク農場までアンデッドを退治しに行ったことがあります。

そこでビルフというカカシを見かけたんです。なんと、彼は大昔にいなくなった主人をいまだに待っていたんです。

長い年月1人きりで過ごしたせいで、わらがほとんど抜けて体がぺしゃんこになっていました。

なにか適当なものを詰めてやりたかったんですが、ここまで急いで来なければならなかったので何もできませんでした。

今さらそのために戻るわけにもいきませんし……プレーヤー様がちょっと助けてあげてくださいませんか？
では、東マガロ原始林にいるフローティング ウォーター プラントを倒して、ウェット ウォーター プラントのところに持っていってください。

葉っぱがかなり厚いので、少し乾かせば使えるはずです。

わらより大きいので、ビルフの服の中に入れても簡単には抜けないでしょうし。

それではお願いします。
考えてみましたが、ビルフはブルストホーニンの第2次開拓の時に作られたんじゃないかと思います。

そんな時代から今までずっとご主人を待っていたんだとしたら、その思いって、本当にけなげだと思いませんか？

私も農業をやっている立場ですから、やっぱり感動しました。だから葉っぱを詰めてやりたいと思うんです。

それで、ウェット ウォーター プラントは持ってこられましたか？
忙しすぎて、ウェット ウォーター プラントを忘れてきてしまったようですね。

人の生死がかかっているわけじゃあありませんが、カカシの生死もそれなりに重要だと思いませんか？

この長い時の間ご主人を待ち続けてきたんですから。人間でもそこまではできませんよね。

だから早く、ウェット ウォーター プラントを手に入れてきてあげてください。
ああ、来ましたか。どうせ助けてくださるのなら、ちょっとだけ待ってください。

このままではビルフの中に詰められませんね。

(水気を払い落として、煙に当てる)こうすれば、すぐ乾きます。

わらとは少し違いますが、厚みがあるのでカカシの中に詰めるには十分です。