私が偽装された監視基地でしている仕事は、強力なカリドン勢力であるフムナズ族の動きを偵察することです。

ところで最近、フムナズ族が怪しい動きを見せています。上層部に報告するほど目立つ変化ではないのですが、確かに何か、微妙に雰囲気が変わったようなのです……。

プレーヤー様。申し訳ありませんが、西フムナズ族の村に潜入してフムナズ兵を何匹か倒してくださいませんか？

フムナズ族 カリドンたちは強いものの、フムナズ族 歩哨とフムナズ族 盗賊、フムナズ族 術士くらいは、プレーヤー様ほどの実力があれば難なく相手にできるはずです。

やつらが悪だくみをしていると決まったわけではありませんが、問題になりそうな芽は摘んでおきたいのです。
カマルで最も大きな勢力を3つあげるとすれば、フムナズ族とウルググ族、そして煉族でしょう。

ティアマトの兵力がティアマランタまで退却したことにより、その勢力はさらに増大したといえます。ですが、カマルの安全を脅かしているのは亜人種だけではありません。

この監視塔から見える獣たちも、自らの縄張りを広げることに必死ですから。

路傍の動植物までもが、龍族がいなくなったこの土地で生き残るために激しい闘争を繰り広げているのです。

そうそう、フムナズ兵はうまく倒せたのでしょうか？
プレーヤー様にとっては簡単な仕事だろうと思っていました。

やはりうまく解決してくださいましたか。

フムナズ族は、龍族に負けないほど危険な存在です。

こまめにけん制しておかないと、いつ何をやらかすかわかりません。