さあ、受け取ってくれ。これはオルカニウムのエッセンスで作った投影の結晶だ。

これを持っていると、マムトの骸骨に宿る魂と会話できる。

アビタスの洞窟へ行き、どうしてマムトになったのか、その魂の正体を探ってきてくれ。

プレーヤーが帰ってくるまで、結果が気になって仕事も手につかないだろうな。
ようやく、私の魂と会話できる人が来てくれたか。

長い間、私の力になってくれる人を探していたが……もはや手遅れのようだ。

私に残された道は、オードの流れに戻ることだけらしい。
神殿がティアマトの攻撃を受けたとき、私は神殿から少し離れた場所にいた。同族が、そして神殿が石と化すのを見ていたが、何もできなかった。

やがてティアマトは私の近くに飛んできた。一生懸命逃げたが、逃げても逃げても八方塞がりだった。

しかし、私は何がなんでも生き残り、ティアマトに立ち向かいたかったのだ。それで魔法を使い、肉体を捨ててマムトの体に入ることにした。

マムトの肉体を持ったおかげで、魂は呪いを回避できた。しかし、肉体は石と化してしまったため、戻るわけにもいかない。

どうにか人間に戻る方法を探ろうとしたのだが、結局、肉体はマムトのまま、命が尽きてしまったのだ。

だが、こうして子孫たちがティアマトを倒しに来てくれたのは実に喜ばしいことだ。もう何の悔いを残すこともなく、オードの流れに戻っていけるだろう。
やっと戻ってきたか！

で、マムトの正体はわかったのか？
何ぃっ、それは本当か？

マムトに宿る魂が、ティアマトの石化の呪いから逃げようとした私たちの先祖の魂だって？

そんなことが……かつての悲劇の痕跡が、まだこの地に残っていたのか。

今のこの気持ちを忘れずに、新たな武器開発にますます打ち込まねば。私が作った剣で同族がティアマトを倒せるように。

そうすることが、マムトになってまでティアマトへの復讐を果たそうとした先祖の魂を慰めることになるのだろう。