そんなに緊張しなくてもいいニャン。

魔界ともっと親しくなる前に使節として来たボクたちが、ディーヴァに悪いことするわけがないニャン。

ボクは遠まわしに話すタイプじゃないから単刀直入に用件を言うニャン。
(周囲を見回して)これは内緒の話なんだけど、本当はスティール クロウ号のことでここへ来たのニャン。

今こそやつらを攻撃できるチャンスなのに、スティール ビアードに比べるとボクたちの武力が弱くてニャン。

ボクたちに協力してくれるディーヴァを探していたけど、思ったより難しいんだニャン。もちろん、時間をかければ少しは強くなれるだろうけど、その前にやつらが船の修理を終えちゃうんじゃないかって心配だニャン。

チエンシュンがわざわざディーヴァをここに寄らせたのもそのためだと思うから、ディーヴァ、ボクたちを助けてくれないかニャ？
やっといい人に会えたニャン。

それじゃ、話の出たついでで今すぐ出発するニャン。

ミーナリンリンのところに行くと、スティール クロウ号の中に入れるように手を貸してくれるニャ。

船の中に入ったら、スティール クロウ 呪術士とスティール クロウ 治癒士を倒してほしいニャ。

数は多いけど、あいつらの帽子はなかなか人気があるからニャン。

どうせなら頭数も減らしつつ、ババ族 フンが注文したスティール ビアード海賊団の帽子も手に入れたいのニャ、ギャルン。
もう帰ってきたのかニャン？

前もって言っておくけど、ボクをだまそうとはしないほうがいいニャ。

ボクは目を見るだけでちゃんと仕事ができたのかどうか、全部わかるからニャン。

持ってきた帽子を早く出してニャ。結果を見てから報酬を決めるからニャ、ギャルン。
ほら、見ろニャン。こんなことだろうと思ったニャン。

まだ行っていないのかニャン？それとも、行ったけど手ぶらで戻ってきたのかニャン？

どっちでもいいニャン。結果がなければ報酬もないからニャ、ギャルン。

報酬がほしければ、スティール ビアード海賊団の帽子を持ってくるんだニャン。
(帽子をすみずみまで見て)ギャルン、とりあえず物だけはちゃんと持ってきたんだニャン。

これくらいだったら最上級……いや、どうにか売れそうだニャ、ギャルン。

ほらニャン。シュラクのやつらも倒したし、依頼品も持ってきてくれたのに手ぶらで帰すわけにはいかないからニャ、ギャルン。

よかったらこれからも引き続き手を貸してほしいニャン。アビスからスティール ビアードのやつらを完全に追い出すまでニャ。

それに、帽子も持ってきてくれれば何よりだニャ、ギャルン。