ブランドバッグのポケットから手紙がはみ出している。

受取人はリデリンという名前らしい。

リデリンのもとを訪ねてみよう。
私に何か用ですか？

まあ！あなたには不似合いなそのステキなバッグ、どうしたんですか？
本当に私に？

えっ？私のことを思っている人からの手紙とプレゼント？

誰かしら？送り主の名前が書いてありませんね。すぐに読まなくちゃ！！

「この幸運の手紙は10年前、ポエタを発端とし……」(リデリンの顔が歪む……)

つまり、私に同じ手紙を7人に送れってことですか？ふざけないでください！(怒ってブランドバッグと手紙を地面に叩きつける)
急に怒ってすみません。でも、あなたもちょっとひどいと思いませんか？

まあ……知らなかったのなら、あなたに非はないと思います。ここまで届けに来るのは大変だったでしょうしね。

このままお帰りいただくのもなんですから、ちょっとだけお礼をさせてください。


あ、すみませんけど、私の頼みも聞いてもらえませんか？