俺はインタルディカで生まれてずっとここで育ちましたが、亡くなった母親はベルテロン出身でした。父は仕事でここに来たときに母と出会い、結婚し、ここで暮らし始めたってわけですよ。

だから、親戚に会うためによくベルテロンまで行ったもんです。そこには俺と年の離れた従兄弟たちが住んでいたんでね。その従兄弟ってのがマノス兄貴とバルボア兄貴です。

そしたら先日、突然甥っ子のキュドロから手紙が届いたんです。レパル団が農場に侵入した後、バルボア兄貴が行方不明になっちまったって。
マノス兄貴と甥っ子は、すっかりバルボア兄貴がレパル団の手によって殺されちまったって思い込んでいます。

俺も最初はそう考えましたが、今はそう思っちゃいません。無事だって根拠にはならないけど、それでも小さな希望が見えてきたんですよ。

聞いた話じゃ、レパル団は拉致した人びとをレパル団の研究基地で実験するってんですよ。もしかしたらバルボア兄貴もあそこに連れていかれたんじゃねえかな。

とはいえ、俺があそこに行って確認してみることは難しいだろうし……だから、プレーヤー様がちょっと手助けしちゃくれませんかね？
レパル団の研究基地はここからちょっと遠いんです。ポイエの密林を通らないといけないしね。

レパル団の研究室は、研究基地のあちこちに散らばった石造建物の地下に隠されているっていう話です。

大変だとは思うんですけど、やつらの研究室を隅々までくまなく探し、バルボア兄貴を必ず見つけ出してくださいよ。

兄貴を見つけたら、何が何でもそこから脱出させてください。どうかお願いします！
助けてくれ～ぃ！

頼む、ここから脱出させてくれ～ぃ！

レパル団のやつらが変なものを食わせようとしたり、体の中に何かを入れようとするんです。

ここにいたら死んでしまいます！
わしを助けるようにって頼まれたんですか？

フトゥーロはわしが死んでないと信じてくれていたんだな！

とにかく、おかげでこうやって生きて帰れる。本当に良かった。

わしはディーヴァ様について行きます。外に出る準備が整ったらいつでも言ってくださいよ。
外に出る準備ができたんですな？

ではお先にどうぞ。

わしはプレーヤー様の後ろをついて歩きます。
おぉ！じゃあ、バルボア兄貴は無事に脱出したっていうんですね。

ありがとうございます！本当にありがとうございます！！

少し待ってりゃ兄貴は要塞に帰ってくるってことですね。

俺は今すぐベルテロンへ手紙を出しますよ。マノス兄貴とキュドロがこのことを知ったら飛び上がって喜ぶでしょうね。