実は、昔の仲間のレーテが魔界のベルスランに潜入している。

レパル団員に化けてアルキーミア城砦でレパル団の様子を見張っているんだ。

長い間一緒に仕事をしていたからわかるが、本当に有能なやつだ。俺に負けないくらいの腕を持っている。

(楽しい過去の出来事でも思い出したかのように微笑みながら)俺は本来、単独で仕事をするのが好きなのに、レーテとなら一緒に楽しく仕事ができた。
やれやれ、せっかちだな！言われなくても、これからその話をするところだったのに！

昨日、レーテが密かに手紙を送ってきた。

ま、すべての内容は言うことはできないが、ちょうどその怪しい箱についても書かれていたんだ。

数日前、アルキーミア城砦に怪しい箱が届いたらしい。俺が目撃したのと同じ日の夜にな。
おそらく、ここから送られた箱がアルキーミア城砦にたどり着いたに違いない！

レーテも箱の中身が何なのかまではまだ確認できていないようだが、もっと詳しく調べるためにはレーテに会わなけりゃならない。

俺の推測どおり、その中に人間改造実験体が入っていれば、新しい情報が得られる。

だが魔界に行くのはとても危険だ……それに、行ってみたところで思うような結果が得られるかどうかはわからない。

それでも怪しい箱を追跡するため、魔界のアルキーミア城砦に行ってみるか？
思ったより勇敢なんだな、プレーヤー。それなら、レーテがいる場所まで行く方法を教えるからよく聞け。

レパル団の研究基地に入ってずっと北に進むと、時空の亀裂の生じる場所がある。

その時空の亀裂を利用すると、アルキーミア城砦の中か、その近くにある混沌の森に着くはずだ。

まずは自分のいる位置を確かめ、十分注意を払いながらレーテのところに行くんだ。レーテはアルキーミア城砦にある鉄路の近く、木造建物の裏に隠れているそうだ。

彼女を見つけたら合言葉を言え。合言葉は「シムルグが飛ぶとルフィーリニの羽根が落ちる」だ。忘れるなよ。
天族がここまで侵入してくるとは！

今すぐここを立ち去らなければ、仲間を呼んで攻撃するぞ！
目立たないように内側から入って。早く！

もしかして、インタルディカから来たのか。

久しぶりに天族のディーヴァに会えて嬉しいぞ、本当に。

こんな遠い危険な場所まで、本当ご苦労さま。