あなたが龍族の防具を持ってきてくださった方ですよね？

セプシから聞きました。

実はその防具、私が頼んだんです。

ちょっと必要なことがあって、1着いただいたのです。
実は、ちょっと懲らしめてやりたいディーヴァがいるんです。

私、もともと上司だった人に、ものすごくイジめられていたんです。

よく考えてみると、今私がゲルクマルスにいるのも全部彼の策略のせいなんです。

詳しい話はまた今度するとして……どうですか？ 仕返しができるように手伝ってくれませんか？

龍族の防具を着て近づいて、驚かしてやるだけでいいんです。
ここで苦労していると思うと、悔しくて悔しくて。

私が何を言ってもいちいちケチをつけてくるんですよ。それで、ゲルクマルスに派遣するディーヴァを推薦しろって言われて、あいつ私の名前を書いたそうなんです。

(何かを渡して)はい、龍族の防具です。これを着ると完全に龍族みたいに見えるんです。

これを着て소우단に話しかけてくれるだけで結構です。フフッ、多分驚いてひっくり返るでしょうね？

あっ、そうだ！パンデモニウム守備隊に見つかったらヤバいので、必ずソウダンの近くまで行ってから着てくださいね。
ギャハハハ、その光景は見たかった！

でも、話を聞いただけでも気分が晴れました。

ところで、私の仕業だとは夢にも思っていませんよね？

もしこれがバレたら、またどんな嫌がらせをしてくるかわかりませんから。