次の試験について説明してやろう。

プレーヤー、君はフェンリルの牙がどんな仕事をしてると思うかね？

総司令官の警護？中央議事堂の守護？

これらは表面的に知られているものだが、実際のわれわれの仕事はもっといろいろあるんだ。軍事だけでなく、情報、芸術、経済などすべての分野にまたがっている。
役割を果たすために魔界のあちこちにフェンリルの牙の情報部員を派遣している。

彼らはここにいるエリート兵と同じく身分を表に出さないんだ。もしかしたら君も以前会ったことがあるかもしれない。

今回の試験は彼らを見つけることだ。直接会ってわれわれの隠された任務がどんなものなのか聞いてくるんだ。

話を全部聞いた後もフェンリルの牙になりたいという決心が変わらなければ、以前のようにバルデール 大神官のところで浄化の儀式を受けて戻ってこい。
どうせならいろんな人に会ってみるほうが任務を把握するのに役立つだろう。

レイカルト、ヘルシル、ゲルナ、ナトルフ、ニドム、ランスベルク、レビナルト、ロノカンに会ってみるんだ。

そのままでは身分がわからないだろうから、この命令書を見せたまえ。最後の人に会ったら、命令書を破け。

他人の手に渡ったりしたら、情報部員の身が危なくなるかもしれないからな。

それでは、気をつけて行ってきてくれ。また会えることを祈る。
フラナ お嬢さんに来訪者があるなんて聞いてないのだが……。

まあ、初めてのようですから今回は見逃して差し上げましょう。ですから早くお帰りください。

ここはあなたのような人が勝手に入っていい場所ではないのですよ。
ふっふっふっふっふ。数日前の賢人の儀式を通過した人がいると聞きましたが、それがあなたですか。

お会いできて光栄です。私は、レイカルトといいます。

見てのとおり、ここでフラナの個人護衛兵として働いています。表面的にはです。

フェンリルの牙としての私の任務は、バナハル地区の動向を把握することです。権力を持った者たちが動き出せば大変な脅威になりますから。

はっ！上から誰かが降りてくるようです。話はここまでにします。

幸運を祈ります。
ああ、申し訳ない。知人と印象が似ていて、間違えてしまいましたよ。

ところで、雨が降るのかな？

スプリッグが騒ぐ声がやたらと大きく聞こえるから。
久しぶりに故郷に戻ってきた感想はどうだい？

君は私を知らないだろうが、私は君をよく知っている。ここでスプリッグの果物かごを盗んでいた頃から、ずっと見てきたんだ。

なぜここにいるのかって？君も13番目の神に関する話は知っているな？

いろいろな預言書が13番目の神が現れるところとして、ここを指し示したんだ。だから今、そんな人物が現れるのを監視しているのさ。

ああ、それにムニンとその弟子の動向も調べている。

思ったよりたいしたことなくてガッカリしたか？最初はみなそう思うもんだ。

だが、君が私の年頃になればわかるだろう。この世の中に小さなことなんてないってね。
しいっ！静かに！

大の大人が何を考えてるんだ？

この隣があのブラック ドラゴンの祭壇なんだぞ。フォグ メーン族 ライカンに殺されたくなかったら、気をつけたほうがいい。
副隊長はかなり焦っておられるようだな。こんな青二才を団員にしようとするなんて。

それでも命令書を持ってきたから、話はしてやろう。

私の任務はフォグ メーン族 ライカンとシルバー メーン族 ライカンを監視することだ。なぜシルバー メーン族を監視するのかって？

だから青二才って言われるんだ。世の中に永遠なる同志はいない。

龍族や天族がわれわれよりもっといい条件の支援を約束したら、シルバー メーン族は今すぐにでも向こう側につくだろう。

信じたくなくても、それが現実だ。だから君も周囲をあまり信じすぎるな。この種族は特にな。
あなたもサルファ スライムの分泌液を求めてきたんですか？

サルファ スライムの分泌液がバーンによく効くっていうから来たのに、半端じゃないんです、ちくしょう。

効果を得るためには1瓶溜めないといけないのに、1匹捕まえても分泌液がほんの少ししか出ないから、いつ集められるのやら。
やはりそうだったんですか。

正直、ビックリしました。ここ数年一度もバレたことがないのに、あなたに正体がバレたからです。

話が長くなりましたね。私はガングレリという沈黙の執行者を追いかけてここまで来ました。

クロメデのいるムスフェル火山にまで来たのに、目的の彼女を捕まえるどころか、よけいな調査ばかりしているんです。

何か怪しい……まあ、証拠になりそうなものも捕まえましたし。

これ以上はお話できませんね。まだあなたはフェンリルの牙ではありませんから。

用は済んだようなので、今すぐ帰っていただけますか？一緒にいるところを誰かに見られないか心配なんだ。
私から離れたほうがいいですよ。

サップ ラウフィードにかまれたんです。人にうつると追い出されてここで隠れて暮らしているんですが、本当に辛いです。

お腹もすくし、痛いし、もう……寂しすぎる。
私の仕事をわざわざ教える必要があるかどうかわかりません。

やりたいからといってできる仕事ではないので……。

私には特別な能力があるんです。毒を解毒する能力です。

どんな毒を飲んでも数分で解毒し、私の血液はその毒に対する解毒剤になります。

ブルストホーニンは汚染のせいで新しい毒がたくさんあるんです。その毒をひとつひとつ服用して、分類してます。

戦闘用に使えそうなものは分けてパンデモニウムに送り、感染の可能性が大きいと思われるものは採血して集めておいています。

これで疑問は解決できましたか？
道に迷ったようですね。

レッド メーン族の村に行くのなら、ここから北東方向に進み、ベスフェル避難民の村に行くのなら、北に向かっている道に進んでください。

ベルスラン要塞は西側の道へ行けばいいのですが、歩いて行くのはあまりお勧めできません。

遠いうえ、雪嵐がひどくて道に迷いやすいんです。
私の任務は時空の亀裂を監視することです。

この近くで天界とつながっている時空の亀裂が開くんです。

その亀裂を通じて入ってきた天族を生きたまま捕まえて、情報を聞き出したり、洗脳したあとスパイとして送り返します。

確かではありませんが、魔界にある時空の亀裂にはみな、私のような人が配置されているはずです。
変な人だな、まったく。

知り合いでもないのに話しかけてきて。

先に言っておくけど、ミスリルの位置なんか聞かないでくれよ。

薄情だと思われても仕方ないね。あんたが私の立場だったら、苦労して手に入れた情報をやすやすと他人に教えたいか？
気分を悪くしたのなら申し訳ない。

最近ブルストホーニンの復旧のせいでいろいろ聞いてくる人が多くてね。

おかげで仕事が難しくなった。ああ、私はここでミスリルの鉱石を集めている。

それで装備も作って、残ったものは売ってレギオン資金に充てているそうだ。

もちろん、パンデモニウムから運営費をもらっているが、それだけではどうしても足りなくて、私のような仕事をする人材が必要なんだ。
(小声で)セイレンは聴覚がとてもいいんです。

怪しい音が少しでもしたら走って出てくるので、ここではできるだけ静かにしてください。

そうしないとここから生きて帰れません。
私の仕事は2つあります。

1つはセイレンを監視すること、もう1つは黄金ラッパの神殿に関する資料調査です。

なぜセイレンを監視するのかは言わなくてもわかると思いますし、黄金ラッパの神殿はレギオンの財政のせいです。

それを私たちレギオンが見つければ、今のようにしなくても思い通り活動できますから。

それはそうと、もしかして私が最後ですか？それじゃ、1つだけお願いがあります。

この報告書をクバシル副隊長に渡してください。そして、この命令書はもう必要ないですね？これは私が破いて捨てます。
最近よくお会いしますね。

またいらっしゃったところを見ると、フェンリルの牙の次の課題を終えたようだね。

思ったより早いような気がするが、うむ……ひょっとして、誰かが手伝ってくれているのかな？
愚かな質問をしたようだね。

もしいたとしても、言ってくれるはずがないのに、フフフ。

今回も浄化の儀式が必要なのであろう？

ではお持ちになった聖水をこちらに。早速儀式を始めよう。
浄化の儀式に必要な聖水がありませんね。

この儀式には輝く聖水があれば十分です。

まさかお金が無くて聖水が買えなかったのではないはずだが……ああ！どこで手に入れるのか、わからなかったようですね。

聖水は繁栄の道にある高級アクセサリー商店で買えますよ。
これを読んでもみたら、8人全員に会ったようだな。

ご苦労だった。今回の試験も無事合格したな。

それはそうと、大神官様の浄化の儀式は受けてきたかね？

ではこれを受け取るのだ。今回の試験に合格したという証だ。

今はたいしたものじゃないと思うかもしれないが、君が最後の試験に合格してフェンリルの牙の装備をすべて手に入れれば、どれだけすばらしい装備なのかわかるはずだ。