パンデモニウムの勲章欲しさにここに来たのが見え見えだな。

魔界のためとか、功績を立てるためとかなど、口先だけで言うのはよせ。用があるから私のところに来たんだろう。そうでなければ来るはずがない。

実際、功賞官の仕事がそうなのだ。

ディーヴァが功績をたくさん立てれば、魔界の発展に大きく貢献するように見えてうれしくもあるが、ディーヴァを戦場に送り出しているようで嫌な気持ちにもなるのさ。
私は戦うことが嫌いで功賞官になったんだ。本質的に私は平和主義者だからな。

直接戦う代わりに、功績を立てたディーヴァに防具を与えてその喜びを分かち合いたかった。

だが、功賞官の仕事を一生懸命すればするほど、この仕事が私の追求する価値とぶつかると思うようになった。

難しすぎるかね？まあ、わかってもらえなくても構わないさ。

ともかく、君は何か功績を立てたくてここに来たんだろう？私が与える任務を遂行する自信はあるかい？
そう言ってくれると思った。

君の表情から、功績を立てたいという焦りが見えたんだよな。

ここで功賞官になって何年だと思う、そんなのすぐわかるさ。

しかし、君は何か特別な功績を立てたがっているようだな。他人と比べ物にならないほどの功績をね。
もしかしてパンデモニウムの勲章がもらえるくらいの功績を立てたいのか？

フェンリルの牙入団資格試験を受けるようだな。

よし、君が持ってこなければならないものを教えてやろう。書き取る準備をするんだ。

勲章をもらうためにはロック バック バシリード、クラウン バシリード、アンデッド 難民、ウォーター プラント ロブナイトを倒し、その証としてクラウン バシリードのトゲとロック バック バシリードの殻、避難民の古着、ロブナイトの筋をそれぞれ10個持ってくるんだ。

全部で40個持ってくればパンデモニウムの勲章1個と換えてやろう。
では、まずクバシル副隊長に会うがよい。

副隊長の指示がないと君に特別な功績を立てる方法を教えてやることができないからだ。

功績にもレベルがあるんだ。ディーヴァだからといって、みんなが魔界に同じく貢献するわけではないようにな。

君のその熱い情熱でパンデモニウムで認められるほどの功績を立てたいのなら、クバシル副隊長にまず伺ったほうがいい。
ほほう、思ったより欲張りだな。

フェンリルの牙の試験を受けるために、パンデモニウムの勲章を集めていたんじゃないのか？

今まで集めた勲章くらいなら、十分試験に受かるさ。
本当に理解できぬ。

こんなにたくさんの功績をどうやって全部立てたんだ。

勲章をもらいにきた者たちが自分がアビスでどれだけ輝かしい活躍しているか、みな口ではそう言うんだが、だったらあんなに多くの魔族ディーヴァが活躍しているのにアビスから、勝利の知らせがないのはおかしいだろう。

そういえば君はパンデモニウムの勲章をもらいたいといって旅立った者ではなかったか？
よくきたな。

君はどこか甘く見えたのだが、意外と隙がないな。

だが、これで渡せる勲章は1個しかない。

もっと多くの勲章が欲しければ、何度でも繰り返して功績を立てなければならない。

パンデモニウムの勲章をもらうためには、ディーヴァを超えた忍耐力を持たねばならないんだ。そう思わないか？