ID: 730131 | |
変異生命体研究成果報告2 | |
NPC
レベル: 1 HP: 63 攻撃半径: 0m | |
Dialogs: I。前書き レパル団が秘密研究所を設立し、生命の変異を研究し始めてから20年が経った。 20年間の研究結果を本に綴りながら、私の頭の中に1つの考えが浮かんでいた。 レパル団の首席研究員として私が死んだ後も研究が続くよう、すべての記録を残すことこそがレパル団への献身だという考えだ。 この努力がいつかレパル団とアトレイアに大きく役立つよう祈りながら、偉大なレパル様にすべての研究成果を捧げる。 II変異の原理 生物変異の研究で基本前提になることが1つある。 アトレイアの諸生物はオードを消費しており、各生物には消費したオードを排出する固有の仕組みが備わっているということだ。 研究で最も難しい点は、それぞれの生物がオードを消費して排出する仕組みを発見することである。 その仕組みを発見することが変異研究の基本だと言える。 III変異の目的 生命体はオードを吸い込む。吸い込んだオードはその生命体固有の仕組みで循環し、再び還元される。 オードが生命体の外部へ還元されるのを防げば、生命体はその仕組みによって死んだり強くなったりする。 オードの循環を遮断して吸い込まれたオードを外へ還元する生物の働きを防げば、その生命体が持つ固有な機能がより強くなる場合がある。 研究所では、求める機能が完璧に強化されるよう変異させた生命体を完全体と呼称する。 IV具体的な事例 完全体を作るために多くの生命体を対象に研究したが、成功した例はほとんどない。 しかし、完全体の生成に失敗したとしても、変異研究そのものが失敗したわけではない。 それぞれの結果物は特性により、適当な用途で使われた。 すべての研究はレパル団の研究基地で行われたため、気候やオード分布などの風土も研究結果に響きかねないという点を考慮すべきである。 1. スライム 変異の研究に初めての実験対象として選択した生命体である。 スライムは外からの刺激に反応する速度が非常に早いため、変異研究を始めるに当たって最も適合した実験材料である。 様々な研究結果のうち最も成功した結果物として、毒を浸透させる媒体として使えるように変異させたことが挙げられる。 しかし、外の刺激に過敏なため、時間経過により2次変異が起こることが問題点として指摘された。 こうした理由から、完全体の生成はまだ成功していない。 2. フェーリアル フェーリアルは毒性が強い上、比較的遠い距離からも相手を攻撃することができるため、生物兵器として使える可能性が高まった。 しかし、毒針の成分を変化させて求める方向に発射するよう変異させることは容易ではなかった。 もともと毒の成分か強いためか、どんな薬物を注入してもオードの循環を遮断することはできなかった。 まだあきらめずに研究している研究員たちがいるが、完全体や成功的な結果物が出されるという見通しは立っていない。 3. バイオラント バイオラントは多くの研究員が興味を持っている生物で、変異の形態も多角的に研究されている。 現在、研究所で成功作として評価されているのは、3個の変異体である。 毒性を最強にしたものやトゲの攻撃力を最大にしたもの、エキスを様々な形に変形できるものだ。 3種の特徴を1つの固体に集約させることができれば、完全体の生成も可能だと考えられる。 バイオラントの変異を誘導する成分は極めて弱い毒であり、毒の濃度が少しでも変わればまったく違う結果が出るということが特異な点だ。 4. プレル すでに完全体の生成に成功した。 完全体を作るまで計6個の変異体を作り、長期間にわたって研究した。 変異体の生成に決定的に役立ったのは魔界ベルスランのベスフェル幽霊村にあるベリトラの武器辺りで抽出した汚染物質である。 6種の変異体の生成を順に行った後、最後にベリトラの武器から抽出した汚染物質を注入すれば完全体を作ることができる。 5. クリオネ クリオネは生物というより純粋なオードに近い生命体であるため、クリオネの変異を試みることは研究員にとっていろんな意味で大きな挑戦であった。 空を飛ぶこの魚に攻撃性を持たせることが研究の方向であった。 優れた能力のディーヴァのみが獲れるという魚類を変異させれば人間に大きな衝撃を与えられるという期待もあった。 しかし、クリオネは実験材料の数を確保することさえ容易ではなかった。少量の実験体では十分な実験が不可能であり、まだこれといった結果は出ていない。 少ない実験体から得た結論は、クリオネは簡単に変異しないということだ。 クリオネの採集と変異は後代の研究者たちに課題として残そう。 6. 人間 レパル団の研究基地の最終目標は人間の完全体を作ることである。 人間の場合、完全体のみではなく様々な実験を同時に進めている。 強制的覚醒で人間をディーヴァにする実験とディーヴァからスティグマの結晶を抽出する技術が、最近の最も大きな結果である。 完全体は数十年にわたった研究の末、完璧な結果物ではないものの、比較的本来の構想に近いRM_78cを作ることができた。 RM-78cを基に研究が飛躍的に進められており、間もなくディーヴァより強い完璧な人間完全体が作ることができると期待される。 |