ID: 731675
神の代行になるには
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レベル: 1
HP: 63
攻撃半径: 0m

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はじめに……


この本は神の代行を目標とした多くのディーヴァたちの取材を元につなぎあわせた記事のため、事実と異なる場合があります。

事実の如何はともかく、楽しんで読んでいただければ幸いです。


筆者:おせっかいなディーヴァ ハリウス

みなさんが、神の代行になりたいと仮定しましょう。

神の代行は神の4つの翼のうち1つで、神に最も近く、神から与えられた任務を遂行する補佐官といえます。

この高貴で栄光ある職務に就くための条件は、

1.ディーヴァであること
2.クラス マスターの師匠の認定を受けた者であること


この2つです。

ですが、これだけでは足りません。

ふつうの人間が、一晩で代行になることは可能です。しかし、そんな実例はありません。

代行者になることは、エリュシオン所属の司令官などになるのとは違います。ただで出世できるものではありません。

代行は、神直属のレギオン団員から選ばれます。彼らは誰でも代行に推薦できますが、普通は自分達の中から1人を選んで昇格させるほうを好みます。

神直属のレギオンに所属していないものが代行になった例は、600年前のただ1人を除いて存在しません。

なので公式には必要ないとされていますが、

1.ディーヴァであること
2.クラス マスターの師匠の認定を受けた者であること
3.神直属のレギオン団員であること

非公式ですが、この3つが必須項目となっています。

神の代行になるためには、神直属のレギオン団員になればよいのです。そうなるには、いくつかのステップを踏まなければなりません。

ステップ1:6人以上のレギオンの軍団長になる。

ただ上部の命令を聞いてるだけの受動的な軍人と違い、代行は神の任務を理解し、能動的に任務をこなさねばなりません。

そうなるためには、ディーヴァとしての能力はもちろん、数々の実戦経験が必要です。

この条件を満たしても、みなさんは自分に従う5人の仲間を集めなければなりません。つまり、みなさん自身を含めた6人以上のレギオンの軍団長でなければならないということです。

それこそが、あなたが信頼される責任感のあるディーヴァだという証明になるのです。

ですが、みなさんは、さらに賢明で能力のあるディーヴァであることを証明しなければなりません。

ステップ2:連合レギオンの軍団長になる。

連合レギオンの軍団長は、より厳選された人材です。

エリュシオンレギオン管理所の非公式集計によると、報告および創設された小規模レギオンは1万ほどで、約1万人もの軍団長が存在しますが、連合レギオンの軍団長は100人しかいないのです。

一般レギオンの軍団長は傭兵のように責任と活動が自由ですが、連合レギオンの軍団長は地域と社会に貢献する義務を持っています。地域を守護し、管理する責任を負うのです。

連合レギオンの軍団長になるには、エリュシオン公式認定を受けなければなりません。

そのほかにも、地域を守護する連合レギオンの軍団長のうち1名が引退するか、その前のオードの流れに還るのを待たなければなりません。そうすることで、みなさんのための席が空くわけです。

空席があったとしても、むやみに志願することはできません。予備軍団長のための秘密名簿があるからです。

予備軍団長の名簿は3年ごとに更新され、現在の連合レギオン軍団長が、あらかじめ考えておいた代替者を書いておいたものです。

名簿に名前をあげるには、地域と社会のために貢献をして名を知らしめることはもちろん、別の条件もあります。

ディーヴァになって30年以上の人材なのか、6人レギオンの軍団長なって最低5年以内に神直属レギオンから認定されたのかを審査します。

その資格をすべて満たしても、みなさんの名前が名簿に載るかわかりません。

神殿と神の議会の許可が必要なのです。

連合レギオンの軍団長は、予備の軍団長達の一覧をそれぞれの神の神殿に送ります。神殿では候補者3名を選び、より深く調査した後、最も優れた者を選抜します。

ですが、これだけではありません。神殿では、作成された名簿を、全地域の候補者を検討する議会に送ります。

議会では神殿から推薦を受けた3名の候補者が気に入らないなら、神殿へ違う候補者を送るよう要請します。

そうすると神殿では再度3名の候補者を新しく選び、調査と面接をとおして再度その結果を送ります。

このような過程を通して、やっと議会が気に入る候補者がいたら、その名は神の代行に送られます。

代行はこのすべての過程を再度繰り返します。

なので連合レギオンの軍団長が空席になっても、席が埋まるのに何ヶ月も、時には何年もかかる時があります。

まとめると、みなさんが連合レギオンの軍団長になるには軍団長が時期に合わせて引退するか、またはオードの流れに還り、空席にならなければならないのです。

そして代行名簿に入り、神殿で選ばれ3人の候補者になり、議会の認可を受け、代行が拒否しなければ……

そうなれば、やっとみなさん連合レギオンの軍団長になれるのです。

ですが、代行になれるのはまだまだ先の話です。

ステップ3:神直属のレギオンの団員になる。

神直属のレギオンといえば響きはいいですが、連合レギオンより地位は高くありません。

神直属のレギオンは連合レギオンと同じく地域守護の任務を遂行するレギオンですが、その肩書きと共にさらなる責任を背負います。

それは新しい代行を選抜することです。

神直属のレギオンに入る唯一の方法は、代行が直接任命することですが、任命に関する内容は詳しく知られていません。

ただひとつ分かっていることは、神のレギオン所属の団員は100名の連合レギオンの軍団長のうち、たった8名だということです。

さぁ、ではこの難しい段階をすべて終え、みなさんの野望と名声を見極めた代行があなたを、神直属レギオン団員に任命したとしましょう。

そうなると、残りは代行が引退するか、オードの流れに還るのを待つという時間との戦いです。

神の代行は神の4つの翼が意味するように、たった4名のみ。自分の意思で離れるか、消滅するまでは、義務と責任から逃れられません。

永遠の生命をもつディーヴァであれば、代行の席が空くことはそうそうありません。

しかし、不幸にもそのような事態になり代行の席が空き、みなさんが代行候補名簿に載る資格を得たとします。

そして、みなさんが次の過程に進むと仮定します。

代行を選出する時期が来ると、神直属のレギオン団員は遂行していたすべての任務を中断します。そして彼らが遂行していた任務は残された代行3名が遂行することになります。

神直属のレギオン団員は外部と隔離されたまま、ひたすら新しい代行を選出する義務を果たすことになるのです。

彼らが代行を選出する方法は毎回違いますが、それは神と以前の代行がどのような人を選ぶかの指針を、あらかじめ残しているからです。

ですが、普通はこうです。神直属のレギオン団員は1日に4回、神殿で投票しますが、代行になるためには5人以上の票を獲得しなければなりません。

彼らは投票前に体と心を清めて、神へ順に回りながら古代アトレイア語で祈りをささげます。そしてきれいな布に候補の名を書き、秘密箱に集めます。

すべての神直属のレギオン団員がこの課程を終えると、開票し、その布は綺麗に燃やされます。

そして燃え上がる煙が黒かったら、この過程をもう一度反復することになります。代行者にはなれないということです。

代行選出には普通は1日に4回ずつ投票しますが、1週間の最後の日は神へ祈りをささげます。最長で3年かかったこともあったそうです。

このように代行の選出は、とてもややこしく、大変長いため、代行の席が埋まるまで、仮の神の守護者を選んだりします。

あくまでも仮なので、新しい代行が選ばれればその義務と権限はなくなりますけどね。

さあ、ではみなさんが神のレギオン団員の支持を受けて代行者候補になったとしましょう。そしてみなさんの名前が書かれたきれいな布を燃やして、白い煙があがったとします。

これで代行になる前にやるべきことは、残り1つとなりました。それは新しい名を決めることです。今までのディーヴァとしての名を捨て、神の下僕たる新しい生命を受けるという意義が込められています。

新しい名を受け、神の前で心と体を清めて祈りをささげれば、みなさんは代行として神の前に立つことができるのです。

ディーヴァとして覚醒し、

クラス マスターの承認を受け、

5人の仲間を集めて、レギオンの軍団長になり、

100名の連合レギオン軍団長の1人になり、

八柱神直属のレギオン団員の1人になり、

代行が引退するか、オードの流れに還るのを待ち、

仲間のレギオン団員の中で5人以上がみなさんを選ぶように説得するのです。

神の4つの翼になるために!



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