ID: 820138
オードの神秘
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レベル: 1
HP: 63
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第1章 古代人から見たオード

アトレイアを取り囲むすべての生命の本質であるオードを論じることは難しいことだ。

はるか昔、古代人さえも生命に作用するオードの力を深く意識していたといわれている。彼らは、オードが組み合わさって万物が生まれたと信じていた。

しかし、彼らにとってオードは、ときに錬金術の材料以上でも以下でもなかった。オードの力を盲目的に信じた結果、高純度のオードを抽出し、新たな生命を作り出す秘法を追求する姿勢を生み出した。

古代の錬金術士は、自分たちをオードの力を統制できる全知全能な存在であると勘違いし、それを証明しようとしていた。結果的にオードの研究は道を外れ、古代の錬金術は堕落の道を歩むこととなった。

彼らは間違った選択をしたと断言することができる。そして、オードは生命を構成する物質ではなかったのだ。

第2章 オードとは何か

今日、オードの定義は古代人が考えていたものと大して変わりがない。

しかし、最も大きな違いがあるとすれば、それはオードのエネルギーを単純に生命の根源物質ではなく霊的な原理としてとらえていることだ。

このような考えは、知恵の神ルミエルが悟ったことに従うものである。ルミエルの定義は、オードの本質やエッセンスに最も近いものと認められ、オード学の発展に大いに貢献した。

オードの神秘を明かそうとしていた学者たちは、従来の物質的な考え方から脱皮し、生命や心の領域に挑戦した。このようなアプローチは正しかった。

オードと生命が互いに影響しあうことによってアトレイアが調和を保ってきたことが確認されたからである。

第3章 オードに宿る力

オードが生命にどのような影響を及ぼしているかを表す事例は多数ある。それは、オードに宿る力の作用に関するものだ。

オードの特別な力に影響を受けて覚醒した人間がディーヴァになること、また、さらに単純なことではオードを発散する場所にキベリスクを建てたこと。これらは、一般によく知られている事例である。

反対に、オードが不足すると森が荒れ、砂漠化が進むことも、同じくオードに宿る力の作用に関係がある。また、アビスで発見された龍族がオードに影響されすぎたため、精神的にも肉体的にも退化したという主張もある。

しかし、事例が示していることは、オードの過不足が生命を変化させる力として作用するという事実だけだ。われわれはまだオードに宿る力が何であるかについて根本的な答えを得ることができない。

第4章 オードを取り扱う能力

オードを取り扱う能力は生まれつき備わっているもののようだ。

そのため、「どうすればオードの力をうまく取り扱えるようになるのか」という質問は成立しない。

オードをうまく取り扱う能力を持つ者は、ある一瞬で自分の能力に気付くものだ。

偶然の経験がきっかけになることも、朝目覚めたときに未知の力に導かれてオードで物質変換ができるようになることもある。

とにかく、今日オードの力を上手に取り扱うディーヴァが活動する領域は多岐に渡る。今、オードを取り扱う能力は脚光を浴びているのだ。

第5章 オード学の応用

この章では、実生活に応用されるオード学を簡単に紹介しよう。

オードが治癒と復活に使用されることは周知のことである。今なお解明されていないオードの霊的な作用であると推測される。

また、料理を除いたすべての製作において、オードは物質変換の材料として使用される。

オードが使用される形は粉、結晶石、破片、オードそのものに分けることができるが、純度が高くなるほど高級な製作の材料として使用される。

オードはオード抽出の技術を身につけていなければ抽出することができない。ある段階まではギーナで購入することができるが、より高いレベルに到達したいディーヴァは、昇級テストに合格する必要がある。

第6章 スティグマの結晶について

オードが持つエネルギーの力を一部発揮できることで有名なスティグマの結晶は、オードと深い関わりがある。

千年戦争と大崩壊、アビスで起きた天魔戦争のために多くのディーヴァが消滅した。彼らの肉体は消滅したとしても精神的なエッセンスがアトレイアを漂う間にオードと結合し、何らかの原因によって結晶になったものがスティグマの結晶である。

消滅したディーヴァの精神的なエッセンスがオードと結合する過程については、多くの研究者が注目してきた。それは、オードが生命に作用する過程を明らかにする大切な手がかりと考えられてきたためだ。

しかし、研究はいまだ一歩も進んでいない。今後、オード学の画期的な発展は、スティグマの結晶に対する研究分野がきっかけとなる可能性が高い。



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