2人だけで折り入って話したいことがあって呼んだのだ。

事実が知れ渡るとエリュシオン中がパニックに陥ってしまうようなことが起きた。

それで、悩んだ挙句、これまで見事に任務を完遂してきた君を信じてこの難題を任せることにしたのだ。

クラルがオディウムを精製しようとしていたことは君も知っているだろう？だから状況は大体予想がつくと思う。
アビスは神秘的な場所だ。アビスと通じているのは天界と魔界だけではない。龍族も自分たちの世界からアビスに入れるらしい。

となれば、やつらがアビスを通じて天界に来ようとするのは当然のことだろう。

しかし、ガーディアンが守っているアビス関門に入るような無謀なマネはまさかできないだろう。

ところが今、クラルの群れがアビスから天界に通じる次元の扉を作ろうとしているらしい。アビスの内と外ではオードの力が均一でないことを利用して扉を開けるつもりだ。

今思えば、オードエネルギーの流れを破るためにクラルのやつらはオディウムを精製し、その時を待っていたのだ。龍族を天界に引き込もうとしていると見て間違いない
龍族が侵略してくるのを、このまま黙って見過ごすわけにはいかない。

クーラカの棲み処のどこかに次元の扉への入口があるはずだ。私が持つオードの力で入口まで送ってやろう。

入口に入ると守護石がある。それに触れると、次元の扉を守る龍族が現れるはずだ。そいつを倒し、封印を手に入れるんだ。

クニナシャの封印があれば次元の扉を破壊できる。何としてでも封印を手に入れ、次元の扉を破壊するのだ。

失敗は許されない。これは天界の命運がかかった任務だ。では、目を閉じろ。目を開けたときはもう、次元の扉の前にいるだろう。
プレーヤー！生きて戻ってきたか。

任務は完遂できたのか？

クラルが天界に引き込もうとしていたのは、やはり龍族だったのか？

封印を奪い、次元の扉を防ぐことはできたのか？
クニナシャだと！やはりクラルのやつら、龍族を引き込むつもりだったのか！

君のおかげで天界は大きな危機から逃れることができた。

やはり君を信じてこの任務を任せたのは正解だった。尋常でない能力だと思ってはいたが、私の予想をはるかに超える器の持ち主のようだ。

本当にご苦労だった。君の手柄を早くエリュシオンに知らせねばならぬ。

さあ、これは英雄に与える報酬だ。