ギャルン！エブリンリンのことで困ったことになっちゃったニャン、ギャルン。エブリンリンはボクの奥さんなんだニャ、ギャルルン。

鉱脈ではたまに宝石が見つかることがあるからプレゼントしてあげるって約束したんだけど……。

ここにいるだけで宝物が見つかると勘違いしているみたいなんだニャ、ギャルン。

まだ、まともな鉱脈すら見つけていないのにニャ。
要塞の採掘家の集まりで、メイニンが大儲けしたって聞いたんだニャ。

フフフ……メイニンならエブリンリンにプレゼントできるような宝石を持っているはずだニャ、ギャルン。

メイニン宛に手紙を書くから、メイニンにそれを見せて、受け取ったものをエブリンリンに届けてくれないかニャン？ギャルルン。

もちろん報酬はあるニャン。あとで来たらあげるからニャ、ギャルン。
(懸命に何か書いている)

さあ、できたニャン！この手紙をメイニンに届ければエブリンリンの宝石をくれるはずだニャ。

この手紙は、お願いだからいいものをくれっていう内容なのニャ、ギャルン。

もちろん、ディーヴァには報酬をあげるニャ。エブリンリンに宝石を届けてきたらあげるニャ、ギャルン。
いったい何かニャ？メイニンに何の用があるかって聞いているニャ、ギャルン！

いそがしい、いそがしい！ギャルル～ン！
(読み終えた手紙をしわくちゃにしてブルブル震える)

何なのニャ……オコネンのやつめ……ギャルルン……。

仕方ないニャ！これ持って行けニャ、こんちくしょうニャ！

あいつ、このメイニンを脅迫して宝石を奪おうだニャンて……こっちだって生活は厳しいのにニャ、ギャルン。
他のシューゴはだんな様がキラキラするものをたくさん買ってくれるそうだけど、私の夫は無能すぎるニャン、ニャルン！

シューゴに生まれたからには、高いものをたくさん集めてお金持ちにならなきゃニャ、それが成功ってもんだニャン。

ビンボーなシューゴなんて生きている価値もないニャ、ニャルルン。

宝石の指輪、真珠のネックレス…そういうものをちっとも買ってくれないのに、よくも堂々と夫だなんて言えるのニャ？
(ダイヤモンドをオードの光に当ててよく見る)

まったく！ダメ夫だニャン。私を馬鹿にしてるニャ、ニャルン！

これは透明度が低くて色も濁っている安物のダイヤモンドだニャ。バレないと思ってこんなものを寄こすなんて……。

ま、とりあえずもらっておくけど、今度はもっといいものをくれないと離婚だって伝えてニャ、ニャルルン！
メイニンとエブリンリンには会ってきたかニャン？ギャル～ン。

シューゴはね、ギーナをたくさん貯めて妻にいいものをプレゼントしないと、いい夫になれないんだニャ、ギャルン。

プレゼントもできない夫は離婚されて当然なわけニャ、ギャルルン……。
何だってニャン？メイニンのやつ、質のいい宝石を出せって言ったのに、安物のダイヤモンドを渡したんだニャ！

あいつめ……ギャルルル……。

でも、そうは言ってもエブリンリンが受け取ってくれたんならよかったニャン、ギャルン。