まあ、そんなに催促することないじゃないですか。

アランというやつは破壊された工房から立ち去る気がないようですよ。

大筋の話はゲロンから聞きましたが、かつての煉族の優れた指導者だったようですね。

アイオンの栄光の日々を知る者が、この呪われた龍帝の地でわずかばかりの生き残りを率いる中でどのような思いを抱いたのだろうか。

その生き残りが龍の崇拝者になるのを見ながら、いったい何を思ったのだろうか。

アランの心の闇の深さはどれほどなのか。
期待に沿えなくて悪いんですが、まだアランとは会えていないんです。

忘れられたヌビリム工房はアランの命令に従うヌビリムたちに守られていますからね。

人と話すのは好きですが、戦うってのはぼくの趣味じゃないですし。

でも、あのキセロのことだから、業を煮やして人を送り込んでくるだろうなぁと思ってはいました。

それで現れたのがあなたというわけです。では、破壊された工房のヌビリムを倒してもらって、ぼくがアランと会えるようにしてもらいましょうか。
あなたがヌビリムの目を引き付けてる隙に、ぼくはアランに会ってきます。

くれぐれもアランを傷つけたりしないでください。

ぼくが彼を説得しますから、こっちのことは気にしないでくださいね。

(ウィンクして)ぼくもダテに人の心を読むディーヴァやってるわけじゃあないんです。それなりの方法があるんですよ。

他のことは気にせず、ヌビリム 技術工とヌビリム 修理工を倒すことだけに集中してください。
(深刻そうな表情で物思いにふけっている)

ああ、あなたでしたか……。

ヌビリムを10匹、倒してきてくれたんですよね？
こう言っちゃなんですが、10匹だろうと20匹だろうと数なんかどうだっていいんです。

時間稼ぎをしてくれさえすればいいわけですから。

アランとの接触の件ですが、これにはもう少し時間が必要です。

言い換えれば、ヌビリム退治を何度か繰り返してもらいたいんです。私がもういいと言うまで。