やっぱり軍団生活をやめて正解だったよ！

カイジネル様のお志が気に入らないわけじゃないんだ。あの方のやり方は本当に尊敬できるものだ。

でも、組織に属して命令に従うだけの生活なんて、とうてい耐えられそうになくてさ。

みんなは自分勝手だって言うけど、俺だって未来のことを心配するエリオスさ。

必ず軍団に属してなきゃいけないのか？俺は俺なりのやり方で戦うのさ。
ドラカン退治？要塞戦？俺の計画はそんなセコいもんじゃない。

すぐにエリュシオンの英雄になれる方法を俺は知ってるのさ。

ドラマタ追跡がそれだ！

覚醒に至ったドラカンが必ずしもドラゴンになるわけじゃない。覚醒に成功すればドラゴンになるが、失敗すればドラマタになる。

ドラマタはドラゴンと似ているが、戦闘ではなく繁殖に最適化されている。たくさんの卵を産んで、すぐに死を迎えるんだ。

いくら俺でもドラゴンを倒すのは無理だが、ドラマタぐらいはなんとかなるんじゃないかな？
今までドラマタの巣が発見されたことはほとんどないんだ。文献に何行か載っているだけさ。

ところがインギスオンはどうだ？ドラカンなら山ほど住んでいるんだから、やつらの母体のドラマタもどこかにいるはずだ。

その場所さえ見つければ大成功さ！

俺はインギスオンを少々探索してみたんだが、太古の森がちょっと怪しい感じがした。

特に重要な拠点でもないのに、かなりの数のドラカンがいるのさ。接近すら難しい険しい場所で、いったい何を守ろうとしているんだ？

何か匂うと思わないか？あの辺りを調査してみたいんだが、プレーヤーが手伝ってくれないか？
よっしゃ！交渉成立だ！

プレーヤーは俺が本格的に調査する前の下準備をしてくれればいい。

第54 ドラカン エリート戦闘兵と第54 ドラカン エリート監督兵を倒してくれよな。とりあえず接近ができないと、調査も狩りもできっこないからさ。

ま、ドラマタがいなくたって龍族を倒すんだから、無駄な仕事をするのとは違う。そもそも志のある天族なら、怪しいドラカンが集まっているのにこの先ずっと見て見ぬフリなんかできないだろう？

そういえば、やつらは強いから仲間と一緒に行ったほうがいいぞ。戦闘にかなりの自信があるわけじゃなければな。
インギスオンが単独で任務を遂行するには危険な場所だというのは確かだ。

でも、カイジネルの影に所属していたころより、身軽に動ける今のほうが充実しているんだ。

中途半端な指揮がどれほど軍団兵の命を危うくするのか、君は知らないだろう？俺だけで動くほうがずっと安全さ。

それはそうと、第54 ドラカン エリート戦闘兵と第54 ドラカン エリート監督兵は倒してきたのか？
思ったより有能なディーヴァだったんだな、プレーヤー。

だが、それぐらいでここが安全になることはないと思うぜ。君が倒したのは、龍族の中でもごく一部でしかないんだから。

余裕があれば、また何度か手伝ってくれよ。

とにかく、感謝の気持ちを表さなくちゃな！これを持っていきな。気に入らなくてもしょうがない、受け取れってくれよな。