はぁ、なんでこうなっちゃうんだろう。今まで偉そうにしていたことを考えると、恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいです。

私はもともとドラマタ担当ではなかったんです。インギスオンに来る前は、カイヌス代行のもとで書記官をしていました。

ですが、ここに来ることになってからドラマタ調査を任されることになったんです。それをきっかけにドラマタ研究を始めました。

もともと勉強は好きな方でしたから、難しくはありませんでした。むしろ楽しんでいたくらいです。机に向かって書き物ばかりしていた私が、緊張感みなぎる現場を駆け抜けていくわけですからね。

賢者の図書館にある龍族関連の書籍をすべて読みあさり、ドラマタ追跡者を何か月も追ったりしましたから、もうドラマタについてはすべてわかったような気になっていました。
それこそ、昨日まではそう思っていたのです。

はぁ、お恥ずかしい話ですが打ち明けましょう。今まで、ドラマタさえ退治してしまえば、それですべて終わりだと思っていました。ドラマタの卵も、新たなドラカンの誕生も含めて。

ですから、パドマシャだけを倒し、卵のことは気にかけていなかったんです。でも、久しぶりに会ったドラマタ追跡者から驚くべき話を聞きました。

普通のドラマタは卵を産むだけで、孵化させるのは守護者の仕事だってことを。直接卵を抱えるセンシティブ パドマシャが例外なんだそうです。

それで、プレーヤー様の助けがどうしても必要なのです。
予想が当たっていれば、パドマシャの卵はもうすぐ孵化します。

卵から新しいドラカンが誕生する前に、パドマシャの守護者を退治してください。

私はその間に、パドマシャの卵を洞窟内から運び出してきます。
タッチの差で私が先に戻ってきましたね。

お気づきかわかりませんが、プレーヤー様の一行が洞窟内で守護者を相手にしている時、すぐ後ろにいたんですよ。

パドマシャの卵を運び出すことに夢中で守護者を倒すところまでは見ていないんですが、どうなりましたか？
守護者まで退治したんですね。それはよかった。

本当にありがとうございます。

おかげで守護者も退治できたし、パドマシャの卵も回収することができました。