私は死んだ作業員を探すために、メデウス荘園のあちらこちらを歩き回った。

たくさんの彷徨う魂を、オードの流れに還したのだ。

その時、あれを目にしたのだ。ウンペスト 戦士が持っているシールドを。
あれはまさしくメデウス荘園の領主様が大事にしていた青銅の鏡。母の遺品だといって毎日、息を吹きかけながらつやが出るまで磨いていたもの。

戦争で領主様の城は焼け落ちてしまったから、てっきりその時に鏡も燃えてしまったのだろうと思っていた。ところが、ウンペスト 戦士がそのシールドを使っているとは！それだけは許せない！

頼む、ディーヴァさん！ウンペスト 戦士から青銅の鏡を取り戻してほしい。

どうか必ず！
本当にありがたい。

そのウンペスト 戦士はここから北東にある東メデウス荘園にいた。

そうだ、ラドンがいた方向だ。だが、あの辺りには似ている奴らが多いから、誰だとはっきりは言いにくい。

結局、あの辺にいるウンペスト 戦士のシールドを全部調べてみないとわからないかもしれない。
どうだった？

領主様の青銅の鏡を持っているウンペスト 戦士は見つかったのか？

鏡を見せてくれ。ちゃんと持ってきたかどうか確かめてみたい。
やはり紛らわしかったのだな。

まあ、プレーヤーさんは領主様の青銅の鏡など見たことがないから、間違えても仕方ない。

悪いがもう一度、探しに行ってくれ。他のウンペスト 戦士が持っているシールドを手に入れてほしい。
(鏡をゴシゴシと拭いてよく確認する)

この模様は！領主様が大事にしていた青銅の鏡だ！

だいぶ錆びてはいるが、このくらいなら何とかなる。がんばって拭いて、領主様が戻られる前に新品のようにしておこう。

プレーヤーさんには何とお礼を言えばよいのやら。さあ、受け取ってくれ。

城にあったものだから古いものの、かなりしっかり作られているから、今使っても大丈夫なはずだ。