これから私がする話をよく聞くんだ。

おまえが最高の段階に達したのは確かだが、ヘリオンに勝てるかは未知数だ。

もちろん、おまえはすばらしい力を持っている。しかし問題なのは、おまえが持つべき力よりずっと巨大な力を持ってしまったということだ。

今の状態では、おまえが力を使うのではなく、力がおまえを支配してしまうだろう。

だから、内面の力を制御できる特別なものが必要だ。おまえの潜在力を極限まで引き出してくれるソウル ライフ ソードのような武器だ。
ソウル ライフ ソードは古代の龍族のものだからアトレイアで手に入るものではない。

昔はエリシアのテンペルに何本か保管されていたが、大崩壊の際に不浄な龍族のものだといってすべて破棄されたのだ。

だから新しく作るしかないのだが、幸いカシルが送ってくれたソウル ライフ ソード製作書の筆写本があるから、材料さえ集められれば作ることができる。

その本はスクルドが持っているから、彼女のところに行ってみろ。ライフ ソードの作り方を教えてくれるはずだ。

ソウル ライフ ソードが完成したら、すぐに私のところに持ってこい。あまり時間がないから、急いだほうがいいだろう。
呼び捨てにできぬほど大きくなったな、プレーヤー。

ソウル ライフ ソードの作り方が欲しいんだろうな。

(懐から本を取り出しながら)この本を使う日が来るとは……。

製作法を読み上げよう。メモを取っておいたほうがよい。材料が1つでも違ったり足りなければ、完全なソウル ライフ ソードは作れやしない。

メモの準備はいいな？
「ソウル ライフ ソードはアダマンタイトと古代龍の心臓を3：1の割合で溶かして剣身を作る。

10回の焼入れと1万回の叩きが終わったのち、純粋なドラズマの結晶を削って作った柄を取り付ける。

最後に青い魂石の粉を生命水と混ぜ、剣にまんべんなく9回塗れば完成である」と書いてある。

アダマンタイトと生命水は簡単に手に入るだろうが、古代龍の心臓と純粋なドラズマの結晶、青い魂石は自分で集めなければならん。
幸い、カシル様はその材料がどこで手に入るかも細かく書いておいでだ。

古代龍の心臓はスティール クロウ海賊船に、純粋なドラズマの結晶は暗黒のポエタに、青い魂石はアドマ城砦のランマルク領主が持っているネックレスにはめられているそうだ。

3つの材料をすべて集めたら、バユニンのところに持っていけ。

他の材料がなくてもソウル ライフ ソードの製作方法を教えてやると言えば、何も言わずに製作してくれるはずだ。

これだけは絶対忘れぬように。ソウル ライフ ソードを製作できるのはバオニンだけじゃ。
ドラコニック レシピ以外に必要なものでもあるのかニャン？

武器製作を依頼したいって顔をしているけど、そう簡単には引き受けないニャン。

引き受けるとしても、製作料金がもんのすごく高いニャン。

だから、レシピを買う気がないんだったら、面倒くさいからあっちへ行ってニャ、ギャルン。
今なんて言ったニャン？ソウル ライフ ソードの製作方法を教えるからライフ ソードを製作してくれってニャ？

ギャルン、ギャルン、嘘つくニャ！最後のライフ ソードはずっと昔に消えたのに、ディーヴァが製作方法を知っているって言うニャン？

100歳にもなっていない若僧みたいだけどニャ、ギャルン。

こんなことを言われたくないんだったら、証拠を見せてみてニャン。タダでソウル ライフ ソードを製作してあげるニャン。
ちょ、ちょっと待ってニャン。

ギャルン、本当なんだニャン。ソウル ライフ ソードの製作方法が本当に残されていたのニャ、ギャルン！

なんってラッキーなんだニャン。伝説上の古代龍族の剣を製作できるなんてニャ、ギャルルン。

これが材料なんだニャ。ちょっと待ってニャン。

できるだけ早くソウル ライフ ソードを作ってあげるニャン。

(しばらく待つ)

ギャルルン、気をつけて受け取ってニャン。ディーヴァが頼んだソウル ライフ ソードだニャン。

(涙を拭って)人生の最高傑作だニャン。本当は渡したくないけど、約束だから仕方がないニャン、ギャルン。
簡単ではなかったはずなのに、ご苦労だった。

しかし、ライフ ソードを手に入れたからといって準備が終わったわけじゃないから気を緩めるな。

他の準備が完璧に終わるまで、ソウル ライフ ソードは私が預かっておこう。

今のおまえにライフ ソードを持たせるのは、子どもに刃物を持たせるようなものだからな。